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熱海「みさき館」51年の歴史に幕 ホテル水葉亭も閉館

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月1日(木)8時34分配信

 熱海市の熱海後楽園ホテルの旧館「みさき館」とホール棟が31日、1965年8月の開業以来続けてきた営業を終了した。従業員総出でチェックアウトする宿泊客を見送り、長年の愛用に謝意を伝えた。旧館とホール棟は取り壊し、跡地には宿泊事業の価値を一層高める新施設の建設を計画している。

 みさき館は11階建てで客室142室、宿泊定員は約680人を誇り、年間宿泊客は約8万人に上る。大小12の会議・宴会場を有するホール棟とともに多くの団体客らに愛用されてきた。7月に開設20周年を迎えた18階建ての「タワー館」(89室)と合わせると、延べ約770万人の宿泊客を受け入れている。

 東京ドーム・リゾートオペレーションズは老朽化が進んだことを受けて昨年末、建て替えを決めた。9月から解体を始める。東京五輪開催までの新施設誕生を望む声は多く、小野沢紀雄社長は「新しい時代に合った、みさき館以上の施設をつくりたい。五輪は大きなビジネスチャンスと捉えている」と述べた。

 みさき館は8月中、満室状態が続いたという。妻と長男(3)と宿泊した横浜市の男性(41)は「みさき館の風呂が大好きだった。新施設の完成が楽しみ」と話した。



 ■ホテル水葉亭も閉館 団体客受け入れ 影響懸念

 熱海温泉では31日、熱海後楽園ホテルの旧館「みさき館」に加えて伊豆山地区の「ホテル水葉亭」も閉館した。市内屈指の大型宿泊施設が同時に営業を終え、9月以降の団体客受け入れに与える影響が懸念されている。

 水葉亭の千葉香織社長は31日、報道各社に営業終了を伝えるコメントを発表した。9月以降について「流動的な部分もあり、現状で確たる話はできかねるが、そう遠くない時期に方針を報告できる」との考えを示した。

 後楽園の小野沢紀雄社長は繁華街への影響について、「特に夜間の飲食店に2、3年間は不便をかける。新施設が完成したら今まで以上に貢献できるようにしたい」と語った。

静岡新聞社

最終更新:9月1日(木)10時22分

@S[アットエス] by 静岡新聞