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宮崎駿、この映画のスタッフがほしい!『レッドタートル』に太鼓判と鈴木P明かす

シネマトゥデイ 9月1日(木)18時25分配信

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが1日、グランドハイアット東京で行われた『レッドタートル ある島の物語』(9月17日全国公開)完成報告会見に、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督と共に出席した。会見で鈴木プロデューサーは、宮崎駿監督がヴィット監督と対面した際、「素晴らしいスタッフと作品を作っている。俺もこのスタッフが欲しい」と発言していたことを明かした。

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 さらに「10年粘り強くがんばって作品を完成させたこと」「今の世界のアニメーションの情勢では、良い意味でも悪い意味でも、日本のアニメーションの影響を受けている作品が多いが、この作品は全く影響を受けてない」と宮崎監督はヴィット監督にねぎらいの言葉をかけたと鈴木プロデューサーは語る。

 また、現在のスタジオジブリの近況にも言及した鈴木プロデューサーは「アニメーションの世界も手書きからCGへの転換期。ジブリもその対応策を考えなくてはいけない時期。その中で宮崎駿は長編アニメからは引退しましたが、今でも短編はやっていますし『毛虫のボロ』などは手書きとCGが混ざった作品。また今回の『レッドタートル』のように企画という形で作品に携わったり……何を選択していくかは、まだまだ考えなくてはいけないですね」と語った。

 『レッドタートル ある島の物語』は、2000年に公開された8分間の短編アニメーション映画『岸辺のふたり』に感銘を受けた鈴木プロデューサーが「この監督の長編映画を観てみたい」という思いから制作を打診。企画スタートから約10年かけて作られた長編映画だ。

 「『岸辺のふたり』を見たきっかけはあいまいですが、一発で好きになって、今日まで100回以上は観ています」と思い入れの強さを語った鈴木プロデューサーは、「西洋の人が作っているにもかかわらず、東洋の考えがしっかり入っている作品で腑に落ちる。もしこの人が長編作っても、精神は受け継がれていくんじゃないかなって思ったんです。それで手紙を書いたんです」とマイケル監督に製作を打診した理由を明かしていた。(磯部正和)

最終更新:9月1日(木)18時25分

シネマトゥデイ