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もちろんゲーム中のトイレは流せます。画面をあえて汚くするオプションも豊富なオールドスクール魂あふれるFPS『DUSK』が発表

ファミ通.com 9/1(木) 14:57配信

文・取材・撮影:編集部 ミル☆吉村

●90年代中盤の(主にマイナーな)FPSを完全リスペクト!
 海外インディーパブリッシャーのNew Blood Interactiveが、David Szymanski氏によるFPS『DUSK』を発表した。プラットフォームはPCで、2017年リリース予定。実は本作、先月にテキサス州ダラスで行われたイベント“QuakeCon”にシークレット出展されており、すでに記者はプレイ済み。というわけで早速その内容をご紹介しよう。

 『DUSK』は、90年代中盤のオールドスクールなタイトルに影響を受けたレトロスタイルなPC用FPS。海外インディーシーンでは『Strafe』や『Devil Daggers』など、この時代のFPSへのオマージュを捧げるタイトルがプチブームになっているが、『DUSK』が特にユニークなのは、参照しているタイトルがマニアックなこと。
 後継作と比較するとオカルト色が強かった初代『Quake』や、ファンタジーテイストだった『Heretic』/『Hexen』、そして多分あんまり覚えている人がいないだろうカルト作『Redneck Rampage』などにインスパイアされており、中でも設定上の影響が大きいのが一番マイナーな『Redneck Rampage』という、「それ、世界で何人に伝わるんだ」という無謀な愛が炸裂している。

 というわけで、『DUSK』で敵として出てくるのは、チェーンソーを掲げたカバーオールの巨漢だったり(要はテキサス・チェーンソー)、白い三角帽に白装束の魔道士だったり(要はオカルティックなKKK)、邪悪な何かに取り憑かれた自警団の皆さんだったりと、全力でテキサスい皆さん(よくまぁテキサス州で初公開したもんだ)。

 マップデザインやゲームシステムも往年のFPSを踏襲しており、ロケットジャンプやバニーホップといった技が使えるのはもちろん、シークレット部屋や隠し通路が山のように隠されていたり、誰もいないと思ったら突然敵が出てくる罠が仕掛けてあったり、無駄に部屋の電気を点けたり消したりできたり、トイレを流せたり、最強の武器がなぜかバスルームに落ちている石鹸だったり、当時のマイナーFPSを知る人には「これだよ、これ!」と伝わる大変に素晴らしいニッチな仕様。
 ……と聞くと一見さんお断りに思えるかもしれないが、現行の主流FPSには生き残らなかった設計だらけなので、当時のことなんか知らない人でも恐らく、FPSが好きならば逆に新鮮に楽しめると思う。

 またグラフィック面でも、あえて当時のように映像を汚くするオプションが豊富に用意されている。『Quake』のグラフィックをアップデートするMOD(ユーザー作成の拡張)“DarkPlaces”ぐらいの綺麗さでプレイすることもできるのだが、テクスチャーの低解像度化やバイリニアフィルタリングの“オフ”などを経て、テクスチャーはガビガビで暗部が潰れ、アンチエイリアスなんかなく、ローポリゴンな3Dモデルのエッジがバキバキに出たラフな映像表現を実現可能だ。

 ゲームモードとしてはキャンペーンモード以外に、WAVE(ひとまとまり)ごとに襲ってくる敵を倒してどこまで生き残ってスコアを伸ばせるか競うエンドレスモードや、1on1のオンライン対戦などが存在。スキモノの人はリリース時にチェックしてみてはいかがだろうか。

最終更新:9/1(木) 14:57

ファミ通.com