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大竹しのぶ「後妻業の女」モントリオール映画祭で600人の笑い声響く

映画ナタリー 9月1日(木)12時10分配信

カナダ現地時間8月30日、第40回モントリオール世界映画祭のワールドグレーツ部門にて「後妻業の女」が上映され、大竹しのぶと監督の鶴橋康夫が舞台挨拶に登壇した。

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上映に先駆け、大竹と鶴橋はモントリオール市内の各所を観光。旧市街のメインストリートであり、モントリオール最古の通りの1つであるサンポール通りや、旧市街の中心的存在であるノートルダム大聖堂を訪れた。

上映会場となったのは、1913年に建てられた歴史ある映画館シネマインペリアル。19時過ぎから行われた上映には約600人もの観客が来場した。上映前の舞台挨拶にて、鶴橋は「大竹しのぶさんは長い間、私が一番愛している女優さんです。そんな彼女と今回この映画を作ってみました。原作はハードボイルドですが、コミカルなユーモアのある作品にしようと考えて作りました。観ていただいてどんな感想を持ったか、ぜひ聞かせてください」と思いを口にする。

続いて大竹はフランス語で「皆さん、こんばんは。大竹しのぶです」と自己紹介。そして「ここまでしかしゃべれません」と言って観客を笑わせ、「文化も言葉も違う方々に、私たちの映画がどう受け入れられるのか少し不安です。私は(映画の中で)男の人をいっぱいだましてお金を奪う悪い女なのですが、実は誰もが愛を求めていることを感じてもらえるとうれしいです。ここに来てくださった方々に感謝します」と伝える。最後は再びフランス語で「どうもありがとうございました!」と感謝を述べた。

上映中、主人公・小夜子のセリフや一挙一動に客席からは終始笑い声が。上映を終えると、大竹は「英語字幕なので、関西弁のニュアンスが伝わりづらいのではないかと心配していましたが、観客の皆さんはよく笑ってくれました。ロビーで観終わった方々の感想も聞きましたが、中には『癒された』と言う人もいて、なんでだろう……?」とコメント。また「今日初めてお客さんと一緒に映画を観て、『こんなに笑ってくれるなんて!』と驚きました。皆さん細かい部分でも笑ってくださって、反応がうれしかったです」と歓喜した。

「後妻業の女」は、直木賞作家・黒川博行の小説を原作とする人間喜劇。裕福で孤独な男たちを誘惑し、後妻に納まって資産を我が物にする女・小夜子を大竹が、小夜子と一緒に老人から金を巻き上げようと暗躍する結婚相談所の所長を豊川悦司が演じている。現在全国で公開中。



(c)2016「後妻業の女」製作委員会

最終更新:9月1日(木)12時10分

映画ナタリー