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田口奮投で巨人ドラフト紛糾の予感

東スポWeb 9月1日(木)16時41分配信

 巨人が31日のヤクルト戦(富山)に0―4で敗戦。現在9勝の田口麗斗(20)が球団初となる「ドラフト指名された高卒左腕の10勝」をかけて先発したが、6回2失点と奮投したものの打線の援護がなかった。そんな田口に続く有望な高卒選手の発掘も、球団としては重要課題。迫るドラフト会議で重視するのは、即戦力か、それとも将来性ある高校生か、議論は白熱している。

 初回に3安打を浴びて先制点を献上した後は立ち直りかけた田口だったが、4回に守備の乱れで2点目を奪われると、0―2のまま6回で降板し、自身の連勝は6でストップ。巨人のドラフトで指名された高卒左腕で初となる2桁勝利も次回へお預けとなった。

 粘投した左腕について、由伸監督は「悪くはなかったですけれど、良くはなかったというのが僕の印象」と厳しかったが、辛口評価は期待度の高さゆえ。菅野に次ぐ安定感で、ポストシーズンでは核となる投手の一人であることは間違いない。

 田口は広島新庄高から2013年のドラフト3位で入団。二軍で着実に実績を残して2年目の昨季一軍デビューを果たすと、3勝5敗、防御率2・71の成績を残した。

 3年目で初の開幕ローテ入りした今季は、大きく飛躍。7月は負けなしの3勝を挙げて初の月間MVPも獲得し、主軸左腕の位置に上り詰めた。

 巨人では久しぶりとなる高卒投手の台頭にファンの関心は高く、“育成下手”と言われ続けた球団にとっても、それなりに自信となっている。今後の課題は、田口に続く高卒選手の発掘。だがスカウト陣の中には、いまだにあの“辻内ショック”が根強く残っている。

 特に高卒左腕の上位指名アレルギーは深刻で「ウチでは辻内(05年ドラフト1位=大阪桐蔭)を育てられなかったことがある種のトラウマになっている。松本竜(11年ドラフト1位=英明)も結局は残念な形(賭博問題)で去ったしね。『高卒の大型左腕はプロで大成しない』と言い切る人もいる」(球団スタッフ)。

 投手豊作といわれる今年は、高校生にも好素材が揃う。巨人も寺島(履正社)、藤平(横浜)、高橋昂(花咲徳栄)の“ビッグ3”に夏の甲子園優勝投手の今井(作新学院)を加えた4投手を1位候補に挙げてマークを続けている。

 ただ、一時は高校生を1位指名しようという機運が高まったものの、ここにきて再び創価大・田中や桜美林大・佐々木らを推す“即戦力派”も盛り返しているとか。スカウトの一人は「ドラ1を誰でいくかは、去年以上に紛糾するでしょう」。田口に続く“高卒の星”が、巨人に現れるのはいつになるのか。

最終更新:9月1日(木)20時14分

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