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中国統計局の製造業PMI、ほぼ2年ぶり高水準 経済の安定示唆

ロイター 9月1日(木)15時45分配信

[北京 1日 ロイター] - 中国国家統計局が1日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4で、前月実績とアナリスト予想の49.9を上回った。建設ブームを背景に2014年末以来ほぼ2年ぶりの高水準となった。政府支出の拡大を受けて、中国経済が安定しつつあることが示された。

中国人民銀行(中央銀行)が政策金利や、銀行の預金準備率(RRR)の引き下げを急ぐつもりはない、との見方が一段と強まりそうだ。

ただ、支援策の手厚い大企業が拡大する一方、中小では苦境が続いていることも浮き彫りとなり、不均衡が拡大していることも判明した。

キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は「景気が再び下降していることを示すはっきりとしたサインが出るまでは、人民銀行が緩和する理由はない」と指摘。「最終的には追加緩和への圧力がかかるとは思うが、経済がなお安定していることを踏まえると、年内(の緩和)はないだろう」としている。

9月4─5日の20カ国・地域(G20)首脳会議を控えた大気汚染対策のため、政府が会場となる杭州付近の工場に操業の一時停止を命じたことから、今回のPMIは不振が予想されていた。ただ、ふたを開けてみると、生産指数が52.1から52.6に上昇して今年最高をつけたほか、新規受注指数は50.4から51.3へと大幅に上昇した。

最終更新:9月6日(火)10時19分

ロイター