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奈良北団地の書店、早朝営業8年目 多彩な品ぞろえで評判に /神奈川

みんなの経済新聞ネットワーク 9月1日(木)19時15分配信

 奈良北団地前の個人経営の書店「昭和書房」(横浜市青葉区奈良町、TEL 045-961-4333)が早朝営業を始めて8年目を迎えた。ラジオ体操に合わせて、新鮮な果物や新聞が買えると人気を呼んでいる。(町田経済新聞)

2代目店主の大河原さん

 同書店は1971(昭和46)年、東京都町田市と神奈川県横浜市青葉区の都県境に位置する奈良北団地の街開きと同時に開業。それから約45年が経ち、現在の団地の高齢化率は30%を超える。

 早朝営業は、近隣からの移転を機に店舗面積が半分になったため、在庫整理の都合上、雑誌の配達時間に合わせた。通常は7時30分開店だが、雑誌発売日となる月5回程度は6時頃に店を開ける。向かいの団地広場で一年中行われる朝のラジオ体操の後、高齢者を中心に買い物ニーズがあるという。

 周辺エリアで個人経営の書店が次々と閉店するなか、同書店は「本屋にこだわらないことにこだわる」経営を続ける。きっかけは近くのTBS緑山スタジオで撮影するドラマなどの小道具の買い付けに協力したこと。「『1980年代のパイロットが持ってそうなものを揃えてほしい』といった注文に対応するうちに流通手段が増えていった」と2代目の大河原賢司さん。

 地元の人の注文にきめ細かく応えることで、「あの店にいけばなんとかなる」という評判を築いたという。「常連さんが欲しがるだろうなという新刊はもちろん、絶版書や古書も扱う。文房具や駄菓子、果物、新聞なども取り揃える。普通の書店だったら手間が掛かりすぎて、やらないと思うがうちは自社物件の家族経営なので融通がきく」

 商店街には近々、カフェが2店オープンする予定。「商店街で連携して、一つの大きなスーパーマーケットになれば」と大河原さん。「街に必要ないものは置かない。他店と協調しながら、古着も取り扱おうと考えている。より面白い商品を扱い、外商にも力を入れていきたい」とも。

 通常の営業時間は7時30分~20時。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月2日(金)8時19分

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