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今年のスペイン経済、力強く拡大へ 政局不透明感が重し=経済相

ロイター 9月1日(木)17時10分配信

[マドリード 1日 ロイター] - スペインのデギンドス経済相は1日、今年の国内経済は力強く拡大する見通しだが、政局の不透明感が景気に大きな影響を及ぼし始めるだろうとの認識を示した。

同相はラジオインタビューで「(高成長を記録した)2015年の水準を下回るとは考えにくい」と述べた。労働市場に弾みがついているほか銀行部門の回復し、消費者や投資家の信頼感が改善していると分析した。

昨年の経済成長率は3.2%だった。スペイン暫定政権は今年の経済成長率の見通しを2.9%としている。

スペインは2回の総選挙を経ても新政権を樹立できず、昨年12月以降、政治の空白が続いている。

デギンドス経済相は安定的な政権を早期に成立させなければ2017年の財政目標を果たせない可能性があると警告した。

欧州連合(EU)欧州委員会に来年の予算案を提出する期限は10月半ばで、経済相は2016年予算の延長で対応する公算が大きいとの見方を示した。だがこれには欧州委が求める財政赤字削減策は含まれない。

経済相は「2017年の目標達成に不十分なのは明らかだ。完全に機能する政権を発足させ来年の予算をまとめることが不可欠だ」と訴えた。

*情報を追加しました。

最終更新:9月1日(木)20時16分

ロイター