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【広島】開始15分前に先発変更も快勝!1週間でマジック10減らし最短7日V

スポーツ報知 9月1日(木)6時7分配信

◆広島3―0DeNA(31日・マツダスタジアム)

 アクシデントが発生しても、広島のV進撃は止まらない。先発予定だった福井が首痛で試合開始直前に登板を回避したが、今季初先発となった代役の薮田が6回無失点でDeNAに快勝し、優勝へのマジックを10とした。シーズン75勝は日本一となった1984年に並ぶ球団タイ記録。その年を上回ることが確実なカープ史上最強軍団は、最短で7日に決まる、91年以来のリーグ優勝に突き進む。

 緊急事態にも動じなかった。優勝マジックを10に減らした緒方監督は、ナインのたくましさを再認識した。「バタバタした中でも、選手が集中してやるべきことをやってくれた」。福井が首痛で先発を回避するアクシデントもモノともせず、球団タイ記録のシーズン75勝目。75勝も貯金29も、日本一だった1984年以来、32年ぶりの快挙だ。

 主役は薮田だった。「ロッカーで着替えていました」という試合開始の15分前に突然、代役としての先発を告げられた。急いで向かったブルペンでは15球で準備を仕上げた。まっさらな先発マウンドに立つのは昨年8月14日のDeNA戦(マツダ)以来。「1イニングを0点に。その積み重ね」と心を落ち着け、自己最長に並ぶ6回を無失点で“救い投げ”を華麗に決めた。指揮官も「0点という最高の結果を出してくれた」と思い切り褒めた。

 薮田はプロ2年目で最多の115球。「連戦が続くし、少しでも中継ぎの投手を温存したかった」。ラストイニングは筒香を150キロで空振り三振に仕留めた。亜大の先輩・東浜(ソフトバンク)に教わったツーシームも落差があった。昨年7月1日の巨人戦でプロ初勝利。デビュー戦でのG倒は球団4人目だった。だが、1年目はその1勝だけ。右打者の外角、左打者の内角への投球を意識し、今年はプレートの立ち位置を一塁側に変えた。7月末に1軍に昇格し、救援で奮闘してきた。

 広島生まれの広島育ち。女手ひとつで育ててくれた母・昌美さんは元祖カープ女子で、薮田は1歳の頃から旧広島市民球場に通った。「きょうの投球で、少しは戦力になれたかなと思います。あしたは祖母の月命日なので、いいプレゼントができました…」。アマ時代は右肘の疲労骨折などに苦しんだ右腕。努力は実を結び、窮地で輝きを放った。

 2位・巨人とは今季最大の12ゲーム差。8月24日にM20を点灯させてから1週間で10もマジックを減らした。だが、緒方監督は「(先発変更で)DeNAの方にも申し訳ない。バタバタした姿は見せてはいけないし、こちらの反省です」と浮かれた様子はなかった。最短Vは7日。25年ぶりのリーグ優勝へ、いよいよカウントダウンに入る。(長田 亨)

最終更新:9月2日(金)1時46分

スポーツ報知

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