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英8月製造業PMI、10カ月ぶり高水準 追加利下げ見送り観測

ロイター 9月1日(木)18時27分配信

[ロンドン 1日 ロイター] - マークイット/CIPSが発表した8月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.3と、前月の48.3から急上昇し、2015年10月以来の高水準となった。欧州連合(EU)離脱決定後、製造業が予想外に持ち直し、底堅さを示した。こうした回復トレンドが他の指標でも確認されれば、イングランド銀行(英中銀)は追加利下げの必要性を見直す可能性がある。

ポンド安で輸出が好調だった。ロイターがまとめた市場予想の49.0を大幅に上回った。

7月のPMIは、EU離脱決定を受け、3年ぶりの低水準に落ち込んでいた。

8月のPMIは前月から5ポイント上昇。上昇幅は、約25年前の調査開始以来の最高記録に並んだ。

新規輸出受注は54.9で、2014年6月以降で最高。ただ、ポンド安を背景に、投入コストは5年ぶりの大幅な上昇を記録した。

製造業が英経済に占める割合は10%程度にすぎない。来週5日に発表されるサービスセクターのPMIが同様の回復トレンドを示せば、エコノミストの多くはブレグジットの短期的な影響について再考を迫られるだろう。

シティのエコノミストは顧客向けノートで「英経済の半分以上を占めるサービス業が製造業と同じような急回復ぶりを見せれば、英中銀は11月利下げを見送る公算が大きい」と分析する。

統計の発表を受け、ポンドは対ドルで急伸した。

<ポンド安が輸出押し上げ>

インベステックのエコノミスト、クリス・ヘア氏は「製造業PMIは力強く回復した」と指摘。「ポンド安の恩恵で輸出が上向くのは想定通りだが、国内のビジネスも持ち直しているのは驚きだ」としている。

マークイットのエコノミスト、ロブ・ドブソン氏は「7月に業務を延期していた企業が業務を再開した。メーカーも顧客も、通常業務の感覚を取り戻しつつある」と指摘。

「国内市場は、特に消費財が大きく改善した。最近のポンド安で新規の契約も増えている」と述べた。

一方、 英製造業団体であるEEFは、回復の持続性に疑問を呈している。EEFのチーフエコノミスト、リー・ホプリー氏は「製造業は8月に気力を取り戻したように見える」としたが、「指数はここ数カ月、振れが大きくなっており、上昇が行き過ぎている可能性も否定できない。今後は、やや鈍化する可能性もある」などと慎重な見方を示した。

*内容を追加します。

最終更新:9月2日(金)1時32分

ロイター

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