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隠岐・海士町の農場がネット通販 島育ちの野菜や卵をその日のうちに全国へ /島根

みんなの経済新聞ネットワーク 9月1日(木)12時0分配信

 隠岐・海士町の「Müller's Farm」(ムラーズファーム)が9月1日、ネット通販を開始した。オーナーは同町在住のフランク・ムラーさん。(隠岐経済新聞)

手作りの鶏舎とオーナーのフランク・ムラーさん

 ドイツ出身のフランクさんは同町出身の女性と結婚。2014年に海士町へ移住し、宇受賀地区で農場を開いた。湾を見下ろす高台に位置する荒れ地を1人で開墾。水道も電気も通じていない土地に鶏舎を建て、80羽の鶏を飼育し、同時に西洋野菜を中心とした作物を育てている。

 同農場では雨水や湧き水で畑を潤し、イワガキやサザエのカキ殻を砕いて鶏に与え、鶏ふんを肥料とし、野菜くずを鶏の餌とする循環を生み出している。食味と新鮮さはもとより安心・安全な野菜や鶏卵が評判となり、町内の飲食店が目をつけ、口コミで広がった。小売りは主に農場の片隅に設けられた「ファームショップ」(無人販売所)で行われ、同町の「隠れスポット」となりつつある。

 「海士町で農に携わることは、毎日がシンプルな喜びに満ちている」と話すフランクさん。「四方を海に囲まれたこの土地では、自然の力は圧倒的。自然に学び、その土地に合わせた生産を心掛けている」とも。「農場を広げて、将来はヤギや豚も飼いたい。ヤギは草刈りを手伝ってくれるし、豚肉からは精肉だけでなく、ソーセージも作るつもり。自分が作ったソーセージでビールを飲んでみたい」とドイツ出身を感じさせる意気込みも聞かれた。

 農場の見学、見ながらの収穫・購入はフェイスブックページまたはウェブサイトからの事前連絡が必要。無人販売所、ネット通販は年中無休。問い合わせはフェイスブックページまで。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月1日(木)12時0分

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