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ハリル監督「審判の笛は受け入れがたい」日本代表がホームで逆転負けしW杯予選黒星発進

スポーツ報知 9月1日(木)22時16分配信

◆ロシアW杯アジア最終予選 ▽B組第1戦 日本1―2UAE(1日・埼玉スタジアム)

 サッカー日本代表は1日、18年ロシアW杯アジア最終予選初戦でアラブ首長国連邦(UAE)と埼玉スタジアムで対戦し、1―2で逆転負けした。1―1の後半8分、UAEのFWハリルがこの日2点目となるPKを決められ、そのまま逃げ切られた。

 “聖地”が重苦しい空気に包まれた。怒りか、それとも失望か。ベンチには茫然自失のハリルホジッチ監督が座り込んだ。ピッチでは、選手たちが懸命に結果を受け入れようとした。しばらくして、埼玉スタジアムには選手を鼓舞する「ニッポン」コールが響き渡った。

 日本の敵は相手選手だけではなかったようだ。1―2の後半32分。右サイドの酒井宏からのクロスをペナルティーエリア中央で本田が頭で折り返し。浅野がシュートを放ち、ボールはDFに一旦当たってゴールしたと思われたが、カタールの審判団は得点を認めなかった。スローモーションで映像を確認すると、完全にゴールインしているように見えた。

 試合後、“アジアの笛”に対して指揮官がテレビのインタビューでまくしたてた。「審判の笛の吹き方はどうか? 審判の笛の吹き方は受け入れがたい」。この試合では、幻の同点弾のシーンだけでなく、決勝点となったPK献上の場面でも微妙な判定。さらに日本のPKと思われるシーンは見逃された。ハリルホジッチ監督は試合中の後半24分にベンチを飛び出し主審に抗議。試合後の公式会見でも判定への不満を述べると予告した。

 ただ、シュート数で圧倒しながら、ホームで格下相手に大事な初戦を落とした事実は見逃せない。指揮官は「チャンスもあったし、FKとPKで2失点したがこれは簡単に防げた失点」とも指摘した。

 選手は黒星という結果を受け入れ、次戦からの巻き返しを誓った。前半11分にセットプレーで先制した本田は「最悪のシチュエーション。非常に受け入れがたいが終わったことは仕方ない」と気持ちを切り替え「チームとしては苦しい状況になったが、このあと全勝しにいくくらいの気持ちで修正していきたい」と話した。

 主将の長谷部は「最終予選では1つのミスが命取りになるとは分かっていたが、守備も攻撃も修正しなければいけない点がありますから、下を向いている暇はないですし切り替えて次の試合をやっていきたい。強いチームはここから立て直すと思う。そういう意味で次に向けてやっていきたい」と立て直しを誓った。

 最終予選がホーム&アウェー方式となった過去5大会のアジア最終予選では、初戦で敗れたチームの本大会進出0%という厳しいデータがある。不吉なデータを吹き飛ばすためにも、6日の敵地・タイ戦では白星が求められる。

最終更新:9月2日(金)11時40分

スポーツ報知