ここから本文です

【全米テニス】大坂なおみが劣勢でも崩れず、コーチに学んだ耐えてチャンスを待つ必要性

スポーツ報知 9月2日(金)6時4分配信

◆テニス 全米オープン第3日 ▽女子シングルス2回戦 大坂なおみ2―0段瑩瑩(31日、米ニューヨーク・ナショナル・テニスセンター)

 【ニューヨーク31日=大和田佳世】女子シングルス世界ランク81位の大坂なおみ(18)=フリー=が、段瑩瑩(27)=中国=を6―4、7―6で下し2回戦を突破した。日本女子シングルスで同一年の4大大会に3回以上出場し、全て3回戦以上に進出したのは75年の沢松和子、95年の伊達公子、沢松奈生子に続き4人目の快挙。次戦で第8シードの同8位マディソン・キーズ(21)=米国=に挑戦する。

 大坂が闘志むき出しで3回戦進出を決めた。第2セットはタイブレイクに突入。回り込んでフォアハンドの強打、この日最速192キロのサーブでエースを決めると、ガッツポーズや「カモン!」を連発した。普段はあまり感情を出さないが「叫びすぎたかな? でも次の試合になれば、母(環さん)と姉(まり)が見に来るから勝ちたかった」と照れ笑いした。

 第1セットは2―4から第7ゲームをブレイクバックすると、そこから4ゲームを連取。勢いのまま第2セットも4―0とリードし「勝ったと思ってリラックスしすぎてしまった」。5つのダブルフォルトなどミスを連発し、積極的になった段に押され5ゲーム続けて奪い返された。第1サーブが入らず苦しむ中、再び強打中心で立て直した。

 崩れそうな流れにのまれなかったのが、成長の証しだ。吉川真司コーチは「ここぞ、で集中力を上げられるのはさすが。練習から我慢を一つのテーマにやってきた成果」と評価する。持ち味のパワーと速さに頼って攻めるだけでなく、耐えてチャンスを待つ必要性を学んだ。劣勢のサーブレシーブでは何度も左手で太ももを叩き、集中力を維持する努力を続けた。

 全豪、全仏に続く3回戦進出を決めた。日本女子4人目の快挙にも「(私は)格下だからプレッシャーはないし楽しい試合になるはず。普段の大会と同じ気持ちを心掛けているけど4大大会はとても大事。ここで勝つのはうれしい」と緊張なんてなんのそのだ。

 次戦で対戦するキーズは今大会倒した2人と同様にパワーが持ち味。「2人との対戦がウォーミングアップのようになるはず」。恐れることなく立ち向かっていく。

 ◆同一年の4大大会3回以上の3回戦進出

 1975年の沢松和子は全豪、全仏、全米で8強、ウィンブルドンは3回戦。95年の沢松奈生子は全豪で杉山愛、伊達公子に勝ち8強、全仏、全米、ウィンブルドンは3回戦。同年の伊達は全豪で3回戦、全仏は自己最高の4強、ウィンブルドンは8強、全米は4回戦だった。大坂はウィンブルドンを右膝の故障で欠場している。

最終更新:9月2日(金)8時1分

スポーツ報知