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【BOX】田口が強敵とのV5戦を熱望、渡辺会長からは具志堅氏のV13超え指令

スポーツ報知 9月2日(金)6時5分配信

 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29)=ワタナベ=が強敵の到来を歓迎した。4度目の防衛から一夜明けた1日、都内のワタナベジムで会見。指名挑戦者の同級1位・宮崎亮(28)=井岡=との日本人対決を制した田口は、V5戦以降に向け「実力が競っている選手とやりたい」と熱望。陣営の渡辺均会長(66)は元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ13度防衛の日本記録を更新するよう指令を出した。

 V4達成から一夜、田口の顔には傷一つなかった。KO防衛こそ逃したが、宮崎相手にジャブでペースを握り、最大10点差がつく大差の3―0判定で完勝。普段は自らに厳しい評価をつける王者だが「主導権を握れたので75点ぐらい」と珍しく合格点をつけた。

 4度の防衛を果たし、王者として着実に足場固めをしている田口だが、さらなる高みへ「実力が競っている選手とやりたい」と強敵を熱望。「今回も『どちらが勝つかわからない』と言われていたので、盛り上がることができた。勝敗が分からない、興味をそそられる試合をやってクリアしていきたい」と力を込めた。

 同門の先輩の内山高志(36)は4月にWBA世界スーパーフェザー級スーパー王座から陥落し、WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35)も自身の試合直前に4度目の防衛に失敗。ワタナベジムの世界王者は現時点で田口が唯一となった。現役続行の意思を固めた内山は大みそかでの再起が有力だが、陣営の渡辺会長は「(13連続防衛の)日本記録を狙ってほしい。統一戦もチャンスがあれば」と新エース候補の田口の飛躍に期待を寄せた。

 田口は「まだ想像できない」と謙遜したが、「誰とでもやる気はある」とモチベーションは高い。7月に念願の運転免許を取得したとあって、今後は「ドライブに行きたい」と希望。ただマイカーを購入する気はなく「レンタカーを借りて出かけたい」と素朴な王者らしく話した。(三須 慶太)

最終更新:9月2日(金)6時5分

スポーツ報知