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【シネマの小箱】佐々木蔵之介、子どもの大笑いに自信「堅苦しい時代劇のイメージを覆す」

スポーツ報知 9月2日(金)15時3分配信

 俳優・佐々木蔵之介(48)が主演する人気時代劇が2年ぶりに復活。「超高速!参勤交代 リターンズ」(本木克英監督)として、10日に公開される。前作で幕府の理不尽な命令に従い、通常10日かかる参勤をわずか4日で達成した湯長谷藩(現在の福島県いわき市)。今作ではさらなる無理難題が降りかかり、2日で国元へ帰る羽目に。藩主・内藤政醇(まさあつ)を演じる佐々木は「堅苦しい時代劇のイメージを覆す作品。理屈抜きで笑ってもらえるはず」と胸を張った。

 ―弱小貧乏藩の参勤交代を描いたドタバタ時代劇が2014年以来、2年ぶりに復活。どんな思いで撮影に参加したのか。

 「(配給の)松竹は、よく考えましたね。前作は行きの『参勤』で終わっていたので、今回は帰りの『交代』でタイトルもリターンズ。時代劇なのにリターンズですよ。中途半端ではなく、何事も全力でやりきろうと思って、現場の熱量はすごかった。迷った時は常に過激な方向に進みましたね」

 ―出演者、スタッフも前作とほぼ同じ。本木監督からの指示は。

 「監督からは『こうしてほしい』ではなく『それ以上、やらないでくれ』と言われることばかり。例えば、身分を隠して国元に帰る時に顔を緑色に塗って、死体に変装したり。敵対する老中の松平信祝(のぶとき)を演じる陣内孝則さんはデビッド・ボウイみたいな濃いメイク。陣内さんは『デビッド・ボウイより江戸時代の方が先だ』って言い張ってましたよ」

 ―江戸から湯長谷藩まで、あらゆるピンチを乗り越えて走る。撮影もハードだったのでは。

 「山道を走るだけでなく、川を渡ったり、7人で1000人の軍勢と戦ったり、必死にやりました。やっぱり見どころはチャンバラだと思います。ふざけたタイトルだと思われるかもしれないけど、往年の時代劇ファンにも『しっかり立ち回りをやってるな』と納得してもらえるはず」

 ―湯長谷藩の藩主・内藤政醇役。穏やかで仲間思いのキャラクターを演じる上で意識したことは。

 「特殊能力を持ったスーパーマンじゃないんですよね。だからチームワークを大事にする。中間管理職ですよね。会社員の方でも上司から『あと3日でプレゼンしろ!』と言われて、必死になることってありますよね。だから、多くの方に共感してもらえる。あと『走っぞー!』とか、いわき弁も温かみがあって、魅力的ですね」

 ―笑いの要素もあり、時代劇のジャンルを飛び越えた作品といわれている。

 「試写会で子供が『わーっはっは!』と大声を出して笑ってたんです。理屈抜きで笑ってました。子供が時代劇を見て大笑いすることってあります? 時代劇のイメージが変わりますよね。自分の演技に満足することはないけど『あの子は笑ってくれた』というのは自信になりますね」

 ―さらなる続編を期待する声もあるが。

 「これ以上、早く走れないですよ。でも『超高速!お伊勢参り』とか、いいかもしれない。宿敵の松平信祝(陣内)がどうなるかも気になりますね」

 ◆佐々木 蔵之介(ささき・くらのすけ)1968年2月4日、京都府生まれ。48歳。神戸大在学中の90年、劇団「惑星ピスタチオ」を旗揚げし、看板俳優として活躍。2000年、NHK連続テレビ小説「オードリー」で注目され、06年の映画「間宮兄弟」で初主演。主な出演作に映画「20世紀少年」シリーズ(08~09年)、「ソロモンの偽証 前編・後編」(15年)など。身長182センチ。血液型O。

最終更新:9月2日(金)15時3分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。