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4年半で23倍になったモノタロウの株価が軟調なのはなぜか

投信1 9/1(木) 12:10配信

そもそも、MonotaRO (モノタロウ)とはどのような会社か

MonotaRO <3064> は、軍手などの消耗品や工具などの間接資材を扱うインターネット通販会社です。このユニークな社名には、1)欲しい商品がすべて手に入る”モノが足りる”という意味の語呂合わせ、2)既存流通システムに一石を投じる”流通の鬼退治”という意味、3)“メンテナンス・リペア・アンド・オペレーション”の頭文字(M、R、O)からMonotaRO、という3つの由来があります。

4年半で株価は23倍に、だが最近は軟調

同社の創業は2000年ですが、創業当時、工場で使われる間接資材は商社、問屋、工具商などを通して購入されることが一般的でした。こうした複雑で非効率なモノの流れを、ネットを活用して改革に成功したことが同社の急成長の背景です。

実際、業績の拡大には目を見張るものがあります。2016年12月期の会社予想を5年前の2011年12月期実績と比較すると、売上高は3.2倍、営業利益は4.4倍の見込みとなっています。この間、株価も大きく上昇しており、2016年の上場来高値(6月10日の4,025円)は、2011年12月末の173円から、わずか4年半で23倍に上昇しています。

過去の長期トレンドについては、このように申し分のないパフォーマンスを示していますが、やや気掛かりな点は最近の株価が軟調であることです。直近、8月31日終値の2,611円は、2016年6月10日の高値から▲35%下落した水準に留まります。この間のTOPIXの変動率が横ばいであるため、市場平均に対しては大幅なアンダーパフォームとなっています。

上期決算で何があったのか

急成長を遂げてきた同社に、何か大きな変調が起っているのでしょうか。その背景を探るために、まず、7月末に発表された2016年12月期上期決算を振り返ってみることにします。

上期実績は、売上高が対前年同期比+22%増(会社計画+23%増)、営業利益が同+31%増(同+25%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同+37%増(同+29%増)となっており、売上高は若干の未達となっていますが、利益は超過達成と、まずまずの決算でした。

また、通期会社予想は据え置かれていますが、通期計画に対する上期実績の進捗率は、売上高が47%、営業利益が48%に達しているため、特段、下振れリスクを感じさせるものでもありませんでした。

ただし、あえて懸念点を指摘するとしたら、売上高が若干の未達となっていたことや、四半期ごとの増収率の鈍化傾向が続いていることが挙げられます。

とはいえ、増収率については、2015年12月期Q3(7-9月期)が前年同期比+30%増、Q4(10-12月)が同+26%増、2016年12月期Q1(1-3月)が同+23%増、Q2(4-6月)が同+20%増ですので、減速はしているものの“失速”というほどではありませんでした。

ちなみに、7月29日に開催された決算説明会において会社側は、上期売上高が未達になった要因として「マクロ経済の影響や、同社の販促活動にも改善すべき点があると考える」とした一方で、「競合の影響はない」とコメントしています。

こうしたことから、利益は上振れ傾向で推移しているのに、株価が大きく崩れてしまった一因は、売上の減速によるところが大きいと推察されます。

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最終更新:9/1(木) 12:10

投信1

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MonotaRO3064
2138円、前日比-25円 - 12/6(火) 15:00

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。