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手負いの主将、ソフトバンク内川 猛打賞にも無言

西日本スポーツ 9月1日(木)12時5分配信

 手負いの主将は敗北の責任を背負い込んでいたのかもしれない。西武ドームの階段を上る内川は無言を貫いた。先制適時打に加え、15号ソロ。2カ月ぶりの猛打賞に3打点と4番としての務めを全うした。それでも負けてしまうと、喜びはみじんも感じられない。

 初回に訪れた絶好の先制機。1死二、三塁からしぶとく二遊間を破った。多和田の外角スライダーに食らいつくと、二塁浅村の差し出したグラブのわずか先を抜けた。「たまたま、まぐれです。たまにはこういうタイムリーも出ないとね」。二人の走者を迎え入れても、一塁ベース上で表情を崩すことはなかった。

 満身創痍(そうい)の戦いが、そうさせている。8月28日のロッテ戦での一塁守備中に相手走者と激突し、負傷交代。8月中旬には2試合を欠場するなど腰の状態が万全ではない中で、今度はむち打ちに見舞われた。出場が危ぶまれた30日は強行出場。安打も放った。コンディションについて自ら弱音を口にすることは一切なかったが、この日試合前のフリー打撃でもフルスイングは影を潜めた。主将を支えているのはV3への強い気持ちだけだ。

 その気持ちはスイングにも乗り移った。3点リードの6回。先頭で左腕佐野の低めスライダーを振り抜いた。打球は一直線でバックスクリーンに飛び込んだ。3試合ぶりの一発。「たまにはあるでしょ。たまにはね」。またしても喜びよりも「たまには」という言葉を使い淡々と振り返った。

 3回の左前打も合わせ、6月30日のロッテ戦以来となる3安打固め打ち。DHとして出場している以上、バットでチームを鼓舞している。工藤監督も「内川君が打ってくれたので」とうなずいた。打線は目標としている5得点以上を7試合連続でクリアした。その中心に主将がいる。

西日本スポーツ

最終更新:9月1日(木)12時5分

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