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2日間で494ミリ降ったら福知山は23平方キロ浸水

両丹日日新聞 9/1(木) 8:00配信

 台風など豪雨災害時の避難に役立ててもらおうと、国土交通省は30日、由良川水系(由良川、土師川)で、最大規模の大雨が降った場合の新しい「洪水浸水想定区域図」を公表した。福知山市内では、約23・7平方キロにわたる広範囲の浸水を予測。これまでの想定より約4平方キロ増えたため、市は避難計画や洪水ハザードマップを見直すことにしている。

 洪水浸水想定区域図は、戦後最多の降雨量を記録した1953年の台風を参考に、「2日間で359ミリ」を基準にしていたが、昨年の水防法改正を踏まえ、今回は千年に一度を上回る規模の「2日間で494ミリ」に変更した。

 最新の図面で京都府福知山市内を見てみると、従来の想定と比較し、市街地や大江町など全域で、浸水範囲が拡大するほか、浸水の深さも平均2・2メートルほど上昇している。

福知山駅は深さ5・9メートル浸水

 また浸水深が最大となる上天津地域で約11・3メートル、JR福知山駅では約5・9メートル、浸水しないとされていた市役所も、約5・4メートルの水がつくと予測。浸水は多くの場所で、12時間から36時間ほど続くとみている。

 このほか堤防決壊に伴い、激しい氾濫流、河岸浸食が想定される区域を予測した図面も、初めて作成。福知山市内では、由良川左岸から市街地へ400メートルほどで、家屋の倒壊や流失の危険性があるなどとした。

 それぞれの図面は、国交省福知山河川国道事務所や市役所本庁舎、府中丹西土木事務所で縦覧可能。河川国道事務所のホームページでも閲覧できる。

 河川国道事務所は「住民のみなさんに、図面でリスクを認識していただき、早期避難などにつなげるツールとして、これから活用してもらえれば」と話している。

両丹日日新聞社

最終更新:9/1(木) 8:00

両丹日日新聞