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この先の10年をリードするマランツSACDプレーヤーの最上級機「SA-10」完成

Stereo Sound ONLINE 9月1日(木)9時57分配信

チップDACから脱却してマランツサウンドを実現

 マランツからSACDプレーヤー「SA-10」が10月下旬より発売される。価格は60万円(税別)だ。

 本機最大の特長は、D/Aコンバーターをディスクリートで構成し、オリジナルのデジタルフィルターと合わせMarantz Musical Mastering(MMM)を完成させたところだ。一般的にデジタルオーディオ機器ではICチップによるデジタル/アナログ信号変換がおこなわれており、ハイレゾファイルなどに対応する高音質DACチップも代表的な素子に人気が集まる傾向だ。しかし、チップ化されたDACでは音作りの面での制約もあり、同ブランドではマランツらしいサウンド構築のため、ICチップDACからの脱却を図ることにしたという。

 当然、開発コストなどが嵩むのだが、そのいっぽうで独自の技術を効果的に盛り込むことにも成功しているとのこと。具体的にはMMM-Streamと名付けられたDD変換回路とMMM-Conversionという回路の信号処理だ。MMM-StreamではPCMのデジタル信号を1ビットDSDデータに変換する回路で、オーバーサンプリング、デジタルフィルター、ΔΣモジュレーター、ノイズシェーパー、ディザー、レゾネーターといった処理を、マランツ独自開発のアルゴリズムとパラメーターでおこなう。このことで、同ブランドが目指すサウンドを獲得したという。また、デジタルフィルター、ノイズシェーパー、レゾネーター、ディザーといったパラメーターはユーザーが調整することができ、PCM信号の再生においては最大で24通りの音の違いが楽しめる仕様としている。

 加えて、2つのデジタルアイソレーターを組み込むことで、デジタル部とアナログ部の分離や、USB DAC入力につながるPCからのノイズを遮断、そのいずれも信号ラインのみならず、アースラインも分離させている。デジタル部とアナログ部の分離はMMM内でおこなっており、ディスクリート構成のDACならではの回路デザインを活かしている。

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最終更新:9月1日(木)9時57分

Stereo Sound ONLINE