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アルミ圧延品の店売り市況、10~12月は10円下落

鉄鋼新聞 9月1日(木)6時0分配信

 アルミ圧延品の店売り市況は10月からキロ当たり10円下落する。アルミ圧延メーカーの10~12月積み店売り向け地金価格が7~9月積み比で10円安のキロ230円に確定したため。市況下落は2期ぶり。海外地金価格が強含みで推移していたものの、為替の円高転換を受けて国内価格は弱含みで推移した。

 アルミ製品の流通価格は、LME相場に連動した毎月の国内アルミ地金価格の前3カ月平均が基準となり、この平均価格に圧延メーカーのロールマージンなどが加わる。10~12月積み価格は16年6~8月の3カ月間の平均値「220円」に船賃など「10円」を加算した「230円」(四捨五入)となった。
 アルミ製品の店売り市況は15年1~9月期(3四半期)に直近ピークの320円をつけた後、15年10~12月期から3四半期で合計80円下落。16年7~9月期に市況は横ばいとなっていた。
 10~12月積み価格については、国内の地金相場に大きな影響を与えるアルミ地金の国際相場が底ばい推移しているものの、英国のEU離脱に端を発した為替の円高傾向を受けて国内のアルミ相場は弱含みで推移。平均価格も6月に約221円と5月に比べて下落していたが、さらに月を追うごとに弱含み、8月平均は約215円まで落ち込んだ。こうした結果、10月以降の市況はさらに10円続落することとなった。
 市況の先安が決定的となったが、マーケットは平静を保っている。先月初旬の時点で先安ムードが漂い、下げは“織り込み済み“だったことに加え、「10円程度の下落であれば、先安を見込んだ買い控えの動きは大きくはならないだろう」(問屋筋)との見方が大勢を占めているためだ。目先も小口当用物中心の商いとなりそうだ。

最終更新:9月1日(木)6時0分

鉄鋼新聞