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倉本さん「よく続いた」  富良野「北の国から資料館」閉館

北海道新聞 9月1日(木)11時2分配信

市内麓郷に新館構想も

 【富良野】富良野市を舞台にした人気テレビドラマ「北の国から」の脚本や小道具など約500点を展示する「北の国から資料館」(同市朝日町)が31日、施設の老朽化などから閉館した。1981年のテレビ放送開始から35年、資料館開館から21年で幕を閉じた。

 資料館はJR富良野駅前の穀物倉庫を利用し、95年に夏季限定で開館。ドラマの登場人物のモデルにもなった富良野市の木材会社社長仲世古善雄さん(73)が私財を投じて運営してきた。ドラマは「2002遺言」が最終編となったが、資料館は03年6月から通年営業していた。

 一時は年間8万人以上が訪れたが、15年度は約2万1千人に。一方で、今年5月に閉館のニュースが伝えられると、7月に1万274人が訪れ、ドラマには今なお根強い人気があることをうかがわせた。

 最終日は普段の3倍の約350人が来館。同館前で閉館式も行われ、原作・脚本を手がけた同市在住の倉本聰さん(81)が「文明批判という苦い薬を甘い糖衣でくるんで作り上げたドラマ。よく続いたとわれながら驚いている」と話した。道内外から集まったファンには、「心の中に『北の国から』の世界を持ち続けてほしい」と呼び掛けた。

 閉館式では、関係者がドラマの舞台となった同市麓郷に新資料館を建設する構想を公表した。開館時期は未定という。

北海道新聞

最終更新:9月1日(木)11時2分

北海道新聞