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佐賀市が災害時に緊急速報メール 避難情報を携帯に配信、登録不要

佐賀新聞 9/1(木) 12:02配信

 佐賀県佐賀市は9月1日から、地震や大雨など災害時の避難情報を市全域に流す緊急速報メールの運用を始める。ラジオや防災無線といった従来の方法に加え、多用な伝達手段を持つことで、より多くの市民が避難情報を共有する試み。受信はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話・スマホでできる。登録は不要。

 災害発生後、市が災害の種類や避難対象地区、避難場所の情報をまとめて携帯電話会社へ提供し、各社が市内の基地局から電波を受信している携帯電話へ一斉にメールを送る。メールは受信を知らせる音と同時に画面に表示される。

 市全域に一律で送るため避難対象地区外の人も受信するが、市消防防災課の担当者は「情報が届かず市民の命が失われる事態を防ぐことを優先した」と話す。

 市はこれまで、登録者に災害情報を提供する「さがんメール」も運用してきたが、登録者数は約2万6千人と全市民の11%にとどまる。市内195カ所に設置する防災無線も全域をカバーできていない。

 6月の大雨時、市はさがんメールや無線を使って北川副や富士町などに避難勧告を出したが、「知らなかった」という人もいたという。担当者は「携帯の普及率が9割を超える現代で、避難情報をより確実に届けられる」と述べ、「大規模災害時での避難は1秒を争う。市民の素早い避難につなげられれば」と期待する。

最終更新:9/1(木) 12:02

佐賀新聞