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マイナス金利時代は「金利」を気にしていると損をする

マネーの達人 9/1(木) 5:19配信

お勤めしている会社から、夏のボーナスが支給された方は、何に使おうかと悩んでいるかもしれません。

そういえばこの間、日経電子版を読んでいたら、日本経済新聞社が読者モニターに対して行った、2016年の夏のボーナスの使い道に関する調査の、調査結果が掲載されておりました。

その調査結果の第1位は、44.1%の方が選んだ「貯蓄」で、堅実な方が多いようです。

しかし2016年2月16日に日銀が、マイナス金利政策を導入してから、預貯金や債券などの金利が、以前よりも低下してしまい、どこにお金を預けても増えにくいという状態が、現在も続いております。

マイナス金利時代は手数料と税制にも注目する

私は効率良く貯蓄を行うためには、次の3つの点に関する情報収集と比較が、大切だと考えております。

(1) 金利

情報収集や比較のうえ、もっとも金利の高い金融商品を購入します。

(2) 手数料

情報収集や比較のうえ、購入時、保有中、売却時に発生する手数料が、もっとも低い金融商品を購入します。

(3) 税制

情報収集や比較のうえ、税制上でもっとも優遇のある制度を選択する、つまり金融商品から発生する所得に対して、もっとも課税されない制度で貯蓄をします。

以上のようになりますが、マイナス金利政策により、(1)の低下が続いているため、例えば他よりも金利の高い定期預金はないだろうかと、情報収集や比較を行っていると思います。

しかし(2)や(3)に関しては、十分な情報収集や比較が、行われていないと感じるのです。

意外と大きなハンディキャップになる手数料

例えば先日新聞を読んでいたら、金融庁が保険の窓口販売を行う銀行に対して、為替相場や運用実績で受取額が変わる「外貨建て変額保険」などの、販売手数料の開示を求めたという記事が掲載されておりました。

この背景としては販売手数料が10%程度と、過度に高い商品があり、銀行がその販売手数料の獲得を目的に、不必要な保険を顧客に販売しているのではないかという懸念が、金融庁にあったからです。

もし銀行が顧客に対して、販売手数料が10%の外貨建て変額保険を販売し、その顧客が200万円を支払った場合、銀行は販売手数料として、20万円を得ることができます。

それに対して顧客はスタート時点で、10%のハンディキャップを負うことになり、その外貨建て変額保険から10%以上の収益が発生しないと、このハンディキャップは帳消しになりません。

こういったデメリットがあるにもかかわらず、貯蓄をしたい方に外貨建て変額保険が売れているというのは、金融商品の手数料に関して、十分な情報収集や比較が行われていないからだと思うのです。

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最終更新:9/1(木) 6:58

マネーの達人