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神戸製鋼所、原発廃炉に本格参入。減容や金属リサイクルを受託

ニュースイッチ 9/1(木) 8:55配信

低レベル放射性廃棄物を対象。スウェーデン社と合弁

 神戸製鋼所が原子力発電所の廃炉ビジネスへ本格参入する。廃炉作業で発生する低レベル放射性廃棄物を対象に焼却・切断による減容や金属リサイクルなどに取り組む。

 このため、7月に放射性廃棄物処理大手のスウェーデンのスタズビック(ニショピン市)と合弁でコベルコスタズビック(東京都品川区、森崎計人社長)を設立、同社を主体に電力会社への提案活動を始めた。これまでの原子力関連事業の実績も生かし、廃炉ビジネスで先行を狙う。

 福島第一原発をはじめ、関西電力の美浜発電所1・2号機など相次ぎ廃炉が決定。今後の解体作業で大量の廃棄物が発生する。商用原子炉57基の合計は約2000万トンで、このうち神鋼がターゲットとする低レベル放射性廃棄物は約45万トンだ。

 これらは地下に埋設処分される計画だが、「まだ処分場が決まっていないので、廃炉作業がスムーズに進まない。この量を我々が減らす」(森本康裕エンジニアリング事業部門原子力室次長)ことが主眼となる。

 金属リサイクルはスタズビックの技術を導入。スウェーデンでは海外の原発から汚染された機器を受け入れて解体・除染し、金属は再生。取り除いた放射性物質は元の原発に返還する事業を展開中。

 今後は日本からも同様の枠組みで受け入れる。廃樹脂など難燃物の処理もスタズビックの熱分解技術を活用する。700度Cの水蒸気で分解して放射性物質を灰の中に閉じ込め、安定化する。これにより「廃棄物を5分の1から10分の1まで減容できる」(同)。

 一方、現時点ではまだ売り上げ目標などは立てていない。処分場が未定の点も含め、先行きには不透明感もある。だが神鋼では「処分場が決まっていなければ、(廃棄物の)かさを減らさないと大変なことになる」(同)と強調。「まだ国内に競合するような企業はない」とし、存在感を向上する。

最終更新:9/1(木) 8:55

ニュースイッチ

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