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開通3カ月の芦刈南IC崩壊「地震、豪雨が主因」 佐賀・有明海沿岸道路

佐賀新聞 9/1(木) 12:14配信

 佐賀県小城市の有明海沿岸道路芦刈南インターチェンジ(IC)下り線出口で盛り土が崩壊した問題で、学識者や行政関係者が検証する委員会が31日、佐賀市で開かれ、4月の熊本地震と梅雨の豪雨を主な原因とする見解を示した。地盤改良や盛り土工事など施工状況については、県の手引と照らし合わせて「妥当」とした。

【動画】芦刈南IC出口崩壊 佐賀・有明海沿岸道路

 崩壊については現場付近の旧水路が影響した可能性も指摘、芦刈南-芦刈IC間は当面開放しない方針を確認した。今後は復旧に向けた対策工法を検討する。
してもらいたい」と話した。

 大学教授や県、九州地方整備局などの10人で構成する軟弱地盤対策工法技術検討委員会で検証した。

 熊本地震後、路面沈下やのり面の亀裂が確認されており、盛り土が緩み、セメントを地中で柱状に固めた杭(くい)が変形したと推定した。さらに6月22日、24時間で264ミリの大雨が降ったため路面の亀裂から雨水が浸水し、盛り土の重量が増えて翌23日未明に崩壊したと分析した。道路直下にある旧水路付近は杭の強度が比較的低く、「何らかの影響を与えた可能性がある」とした。

 対策工法については事務局から、軽い盛り土の使用や杭の数を増やす案などが示された。委員長の三浦哲彦佐賀大名誉教授は「土地の利用履歴を含めて地盤調査をしっかりとやらないといけない。今回の結果を今後の設計、施工に生かしてもらいたい」と話した。

最終更新:9/2(金) 13:04

佐賀新聞