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本当に実話? 出版から10年たった今、著者に聞く『恋空』の真相

BuzzFeed Japan 9/1(木) 16:50配信

一大ブームを巻き起こしたケータイ小説『恋空』が出版されたのは、今からちょうど10年前。
著者である美嘉さんは現在も執筆活動を続けており、8月には新刊が発売された。
中高生から絶大な支持を得た『恋空』。しかし、「本当に実話なのか?」 などと物議をかもしたのも事実だ。【BuzzFeed Japan / 小橋宏奈】

10年たった今、著者に聞く。『恋空』の真相

ーー「フィクションなのでは?」との意見もあった。真相はどうなのか?

それについて私はハッキリと回答したことはありません。信じてくれるならそれはありがたいことだし、信じてもらえなくてもそれは仕方のないことだと思っていたからです。

嫌な言い方になってしまうかもしれませんが、真実かそうでないかを追求されることより、当時の私には大切な日々を書き終え一冊の書籍として手元に残せたということのほうがずっと重要なことだったというのが本音です。

ーー当時の経験を振り返って、いまどう思う?

当時は苦しいことばかりで、自分に立ち直れる日が来るのか、前に進める日は本当に来るのか……想像もできませんでした。

いま振り返って思うことは、あの日々や時間があったからこそ今の私がいるということです。

悲しかったことも辛かったことも、嬉しかったことも幸せだったことも、全ての経験が今の私を作り、強くしてくれたのだと信じています。

「携帯の中に残しておきたい」と思い書き始めたものが、ケータイ小説と呼ばれるようになったというのが本当のところです。

賛否もあった衝撃作。「外に出るのが怖くなった」

ーー出版から10年。当時はどんな反響があったのか?

良いことから悪いことまで、思い返せば本当に様々な反響がありました。

批判や中傷も多くそのたびに傷つき、外に出るのが怖くなったことや人を信じられなくなりそうになったこともありました。

失ったもの、泣いた時間は思い出せばキリがないけど、それ以上に得たもののほうがずっと多かったと今は胸を張って言えます。

「頑張れ」と応援し「負けるな」と背中を押してくれ、支えてくれた読者さんを始め、家族や友人の大切さを改めて感じることができました。

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最終更新:9/1(木) 16:50

BuzzFeed Japan

北朝鮮からの脱出
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