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チームしゃちほこ、武道館でスタッフ巻き込みサプライズ敢行、横アリへ向けての新曲披露も

Billboard Japan 9月1日(木)18時36分配信

 チームしゃちほこが、8月31日、日本武道館にて【しゃちサマ2016 真夏のPOWER BALL】を開催した。

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 路上デビュー5年目の今年を<VICTORY YEAR>と称し、5月21日・22日の2日間に渡って行われた幕張メッセイベントホール2Days公演を皮切りに、2017年3月21日の日本ガイシホール公演までの全5公演で、合計5万人を動員する大箱ライブ計画【ROAD to 笠寺】、この日のライブはその第2弾、3公演目として行われた。

 ステージはアリーナ中央に配置されており、演者は観客に360度囲まれる形だ。いくつかのお立ち台が設置されている以外には特別派手な装飾も無く、その分彼女たちの純粋なパフォーマンス力が問われる環境でのライブとなる。そんな中、本編では全23曲が披露されたが、転換や煽りVTRでの小休止こそあれど曲間にMCが挟まれることはなく、緩急をつけながらバイタリティ溢れるノンストップライブを展開した。

 Overtureの後、最新曲「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」でしゃちほこの熱い夏が幕を開けた。スタンドまでその熱が届くほどの炎が上がる中、激しく髪を振り回しながらヘッドバンキングするメンバーと、同じくヘッドバンキングと大歓声でそれに応える観客。続いて披露されたのは、ベースメント・ジャックスのフィリックス・バクストンがプロディースを手掛けた「Shanga Lang」、エスニックな味付けが施されたダンス・ビートナンバーだ。先ほどまでの熱空間から打って変わり土着的な風が会場内を吹き流れる。その後も「ケモノノハナミチ」、しまじろうがスペシャルゲストとして招かれた「じりじり夏活委員会」などが続き、「抱きしめてアンセム」では格別の盛り上がりを見せ、この日最初のハイライトを迎える。

 場内が暗転し再び照明がステージを照らすと、椅子に座ったメンバーとギターを抱えたアカシックの奥脇達也(Gt.)の姿が。奥脇が作曲を担当した「ベイビーミソカツ」をアコースティックにしっとりと歌い上げる。そして、ライブはソロ・ユニットパートへと突入。“ういろうイエロー”伊藤千由李による「泣いてなんかいないよ」。“むらさきパープル(仮)”大黒柚姫と“手羽先キミドリ”坂本遥奈による「RADIO CBC」。“名古屋レッド”秋本帆華と“マリッジブルー”咲良菜緒による「翼を授けてグローリア」では、スタンド席まで届くリフトで後方の観客にもしっかり愛嬌を振りまく。その後もスロウ~ミドルテンポなナンバーを披露し、冒頭の緩急自在なセットリストに振り回された観客に癒しを届ける。

 事前に告知されていた通り、ZEN-LA-ROCKがゲスト出演した「SPACEひつまぶし supported by ZEN-LA-ROCK」のあたりから、再び火種が燃え上がり始める。カラフルなレザーライトが飛び交った「J.A.N.A.I.C.A.」や、サビで突発的に全力疾走を始める「天才バカボン」。「ザ・スターダストボウリング」ではメンバーも「出禁になっちゃおうぜ!」、「余裕ぶっこいてんじゃねー!!」と煽りに煽りまくりながら、ステージ所狭しと暴れまわる。その他にも「エンジョイ人生」や「乙女受験戦争」といったハイテンションな楽曲がほとんどシームレスに続き、メンバーも観客もギアが上がりきったところで「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」を再投下。楽曲の後半では突如音が止まったかと思うと、ライブ終盤にも関わらずなお持て余したエモーションを抑えきれないかのように、マイクを通さず絶叫する5人。会場のボルテージは最高潮に達し、そのまま余韻に浸る暇も与えずメンバーはステージを去る。締めくくりはとてもあっさりしたものだった。

 アンコール1曲目に披露されたのは新曲「パレードは夜空を翔ける」。旗が振られ紙吹雪が舞う中、マイ・ケミカル・ロマンスの「ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード」のオマージュを匂わせるアンセミックなナンバーで感動的なスペクタクルを生み出す。「早くありがとうと言いたくて仕方なかった」とメンバー。ここでやっとMCが挟まれ、この日のライブに懸ける特別な心情を吐露する。一方で、360度ステージだからとウェーブを試してみたりと、自分たちらしくライブを楽しむスタンスも決して崩さない。そして、「ワタシノユウキ」、「JOINT」を披露しステージの幕が降ろされる…はずだったのだが、「JOINT」の終盤で突如音が止まる。これはスタッフにも知らせていないメンバー考案のサプライズだという。武道館公演が本当に大事、大人に頼らずメンバーだけで何かしてみたかった、と急遽セットリストを変更。「colors」を披露し、今度こそ本当にステージを締めくくった。

 路上デビュー5年目、本人たちが言うところのアイドル年齢28歳ぐらい。彼女たちはいま、間違いなくターニングポイントに立っている。9月から10月にかけてライブハウスツアーを実施し、きたる11月13日には横浜アリーナ公演を開催する。その時までにチームしゃちほこが一体どんな変化・進化を遂げているのかが気になるところだ。

 なお、この日のライブ映像を使用した新曲「パレードは夜空を翔ける」のミュージック・ビデオがYouTubeにて公開された。また、10月下旬~11月上旬にはBSスカパー!にてライブの模様が放送されることも決定している。

◎セットリスト
01. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
02. Shanga Lang
03. ケモノノハナミチ
04. じりじり夏活委員会 feat. しまじろう
05. 抱きしめてアンセム
06. ベイビーミソカツ(アコースティックver.) ゲスト:奥脇達也(アカシック)
07. 泣いてなんかいないよ(伊藤千由李ソロ)
08. RADIO CBC
09. 翼を授けてグローリア
10. 明け星
11. 小さな夜のうた(坂本遥奈ソロ)
12. 眠れないナイNIGHT!
13. SPACEひつまぶし supported by ZEN-LA-ROCK
14. 首都移転計画
15. J.A.N.A.I.C.A.
16. Wow Oh! Oh!
17. OEOEO
18. 天才バカボン
19. ザ・スターダストボウリング
20. そこそこプレミアム
21. エンジョイ人生
22. 乙女受験戦争
23. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
[アンコール]
24. パレードは夜空を翔ける
25. ワタシノユウキ
26. JOINT
27. colors

最終更新:9月1日(木)18時36分

Billboard Japan