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台湾に日本の福祉を 屏東県知事が佛子園視察

北國新聞社 9/1(木) 3:06配信

 台湾・屏東(ピンドン)県の潘孟安(パンモンアン)知事一行21人が31日来県し、社会福祉法人「佛子園」(白山市)が運営する、県内4カ所の地域密着型の福祉施設を視察した。屏東県で建設を計画する、同様の福祉施設のヒントにするためで、地域住民と障害者、高齢者が一緒に過ごす日常の様子や設備などを見て回り、日本の先進的な福祉サービスに見識を深めた。

 屏東県は台湾南部に位置し、人口は約84万人。障害者や高齢者など、それぞれ専用の福祉施設は既に存在しているが、地域住民も利用する地域密着型のタイプはないという。

 佛子園の役員が台湾の大学で講師を務める縁で、今回の視察が決まった。この日、知事一行は小松市野田町の「三草二木(さんそうにもく) 西圓寺」を皮切りに、白山市美川中町の「美川37(みんな)Work」、金沢市若松町の「シェア金沢」、白山市北安田町の「B’s・行善寺」の計4施設を順に訪れた。

 B’s・行善寺では、雄谷良成理事長の案内で天然温泉の浴場や食堂、授産施設、プール、ジムなどを見学した後、佛子園の福祉サービスについて説明を受けた。視察を終え、潘知事は「障害者と高齢者と地域の子どもが一緒にお茶を飲む光景に心を打たれた。常に笑顔のスタッフの姿も印象に残った」と目を細めた。

 佛子園は今後も屏東県と連携し、施設の運営や人材育成などのノウハウを伝える方針という。雄谷理事長は「日本以上に地域や家族の絆が強い台湾では、地域密着型の福祉が定着しやすいかもしれない。積極的に協力したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:9/1(木) 3:06

北國新聞社