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開幕2連勝で6連覇へ好スタートを切ったユヴェントス 今季もすでに”一人勝ち”の予感?

SOCCER KING 9/1(木) 15:01配信

 セリエA第2節が終了し、開幕戦のフィオレンティーナ戦に続いてラツィオを下したユヴェントスがこのまま一人勝ちしそうなシーズンの幕開けとなった。

 2連勝しているのはユヴェントスの他にジェノアとサンプドリアの2チーム(※編集部注:サッスオーロは規定違反により、第2節ペスカーラ戦の結果が0-3の敗戦に変更された)だが、両チームの対戦相手は昇格チームや昨シーズンの下位チームなどで、ビッグクラブとは対戦していない。一方、ユヴェントスは昨シーズン4位のフィオレンティーナと同8位のラツィオという油断できない相手にきっちりと勝ち点3ずつをもぎとった。

 今夏はフランス代表МFポール・ポグバを史上最高額の移籍金と引き換えにマンチェスター・Uへ譲渡したことで、チーム編成に大きな影響を及ぼすことが予想された。だが、早い段階でボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表MFミラレム・ピアニッチとFWゴンサロ・イグアインらを引き抜いたことで、戦力を落とすことなく新シーズンを迎えている。

 中でもイグアインは開幕戦の66分から途中出場し、わずか9分後に決勝ゴールを挙げる最高のデビュー戦を飾った。歴代のユヴェントスのストライカーでは、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(現マンチェスター・U)が初出場から23分後(2004年9月ブレッシャ戦)、現チームのエースであるアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラでさえ16分(2015年8月、スーペルコッパ・イタリアのラツィオ戦)を要した。華々しいイグアインの初得点は、ユヴェントスとイグアインの相性のよさを感じさせるものだった。

 さて、20日のラツィオ戦ではドイツ代表MFサミ・ケディラのゴールが勝負を決めた。しかし、その試合で存在感を示したのが、ケディラのゴールをアシストしたディバラだ。この試合は最終ラインからパスを供給するイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが不在。ガボン代表MFマリオ・レミナがアンカーの位置に入り、レジスタとして試合を組み立てるはずだったが、あまりうまくいかなかった。そこで最前列のディバラが頻繁に中盤まで下がってプレイメーカーとなり、攻撃面を引っ張ってチームを勝利に導いた。ユヴェントスは支配率でもラツィオに劣っていた(ユヴェントス47.2%、ラツィオ52.8%)が、ラツィオよりもシュートチャンスを作り、苦しい試合をものにすることができた。

 MFクラウディオ・マルキージオの長期戦線離脱など不安材料もあるユヴェントス。しかし、調子の上がらない試合でもしっかりと勝ち切る戦いぶりを見る限り、昨シーズンの開幕ダッシュに失敗したチームとは格段の差があるように思える。このままユヴェントスが安定して勝ち点を積み上げていくのか、はたまた一波乱あるのか。他のチームが奮起して、激しいスクデット争いが繰り広げられることを期待したい。

文=赤星敬子

SOCCER KING

最終更新:9/1(木) 15:01

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