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誤審に泣いたハリルJ、逆転負けで“W杯出場確率0%”の黒星スタートに

ゲキサカ 9/1(木) 21:29配信

[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 ロシアW杯アジア最終予選が1日、開幕し、日本代表は埼玉スタジアムでUAE代表と対戦し、1-2で敗れた。日本は前半11分、FW本田圭佑のゴールで先制したが、同20分に直接FKで追いつかれると、後半9分にPKで2失点目。まさかの逆転負けで黒星スタートとなった。日本は明日2日にタイ・バンコクへ移動。6日の第2戦でタイ代表と敵地で対戦する。

 DF長友佑都、DF槙野智章がケガで不在のハリルジャパン。DF昌子源も左内転筋痛で離脱が決まり、左股関節の違和感で前日練習を休んだMF柏木陽介もベンチ外となった。柏木の代役にはA代表デビューとなるMF大島僚太が初先発に抜擢され、この試合で史上6人目の100キャップ達成となったMF長谷部誠とダブルボランチを組んだ。

 UAEは右サイドに入った10番のMFオマル・アブドゥルラフマンが中に絞って起点となり、攻撃を組み立てる。日本はその逆サイドのDF酒井宏樹が高い位置を取って積極的に攻撃参加。前半11分にはPA手前で酒井宏がFKを獲得し、先制点につながった。

 PA右手前からのFK。MF清武弘嗣のキックをファーサイドの本田がヘディングで叩き付けると、ワンバウンドしたボールを相手GKは弾き出せず、そのままゴールネットを揺らした。本田は出場試合4戦連発。W杯予選に限れば、2次予選から通じて出場試合7戦連発となった。

 しかし、日本のリードも長くは続かない。前半19分、大島のパスミスからカウンターを受けると、自陣PA手前でDF吉田麻也がFWアリ・マブフートを倒したとしてFKを献上。微妙な判定だったが、ゴール正面からのFKをFWアハメド・ハリルに直接叩き込まれ、UAEがすぐさま同点に追いついた。

 日本は前半26分、左サイドからDF酒井高徳が左足でアーリークロス。ゴール前の本田がダイビングヘッドで合わせると、GKが前に弾いたところにMF香川真司が詰めていたが、右足のシュートはコントロールし切れず、ゴール右に外れてしまった。

 絶好の勝ち越しチャンスを逃した日本に対し、UAEもチャンスをつくる。前半34分、オマルがドリブルで大島をかわしてゴール前まで持ち込み、左足でミドルシュートを打ったが、ゴール右へ。同42分には1本のロングフィードにマブフートが抜け出し、PA内右から右足ボレー。しかし、ここはGK西川周作が鋭い反応で弾き出し、ピンチを逃れた。

 1-1で折り返した後半4分、日本はセカンドボールに反応した大島がPA手前から右足で強烈なミドルシュート。しっかりと枠を捉えていたが、GKハリド・エイサが右手を目一杯伸ばして弾き出した。

 すると後半7分、日本は自陣での長谷部のミスからボールを奪われ、オマルにボールが渡る。オマルからパスを受けたMFイスマイール・アルハマディはPA内でボールをキープ。日本は酒井宏、香川、大島が囲むが、ボールを奪えず、後方から大島が足を引っかけたとしてPKを献上してしまう。キッカーはハリル。西川の動きをよく見て、冷静なチップキックでゴールネットを揺らし、UAEが2-1と逆転した。

 1点を追う展開となった日本は後半12分、酒井高が左サイドからグラウンダーのクロスを入れ、走り込んだ清武が右足アウトで流し込もうとするが、合わせられない。同14分には本田の右クロスにFW岡崎慎司が頭で合わせたが、クロスバーを叩いた。

 日本は後半17分、最初の交代カードを切り、清武に代えてFW宇佐美貴史を投入。同21分には岡崎に代わってFW浅野拓磨がピッチに入った。直後の同23分、宇佐美が左サイドからドリブルでPA内に切れ込むと、DFイスマイール・アハメドに倒される。ファウルに見えたが、カタール人のアブドゥルラフマン・アルジャシム主審は笛を吹かなかった。

 これにはバヒド・ハリルホジッチ監督も不満を隠せず、ピッチ内に入って不服のジェスチャー。直後にプレーが切れたタイミングでもフィールド内に入り、主審から注意を受けると、激しい身振り手振りで異議を唱えた。

 後半30分には大島に代えてFW原口元気を投入し、交代枠を使い切る。同32分、酒井宏の右クロスをファーサイドの本田が頭で折り返し、浅野が左足でボレーシュート。GKが下がりながら左手で弾き出すも、その前にボールはゴールラインを越えていたように見えたが、審判団はゴールを認めなかった。

 同点ゴールを目指し、最後の猛攻に出るが、UAEは狡猾に時間を使いながら最後のところで体を張り、ゴールを許さない。結局、試合はそのままタイムアップ。日本はホームでの初戦を1-2で落とし、まさかの敗戦を喫した。

 現行の予選方式となった98年フランスW杯以降、過去5大会のアジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている。“W杯出場確率0%”の黒星スタート。過去のデータを覆し、ロシアへの道を切り開くことができるか。ハリルジャパンがいきなり崖っ縁に追い込まれた。

最終更新:9/2(金) 5:49

ゲキサカ