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米国債:厚みが回復、8月の薄商いが今年は見られず

Bloomberg 9月1日(木)5時39分配信

米国債市場にとって8月は通常、薄商いになるが今年は違う。JPモルガン・チェースによると、13兆5000億ドル規模の米国債の流動性が今年は8月を通じて維持された。

JPモルガンのアナリストが自社データとICAPのブローカーテックのデータを引用してまとめたところによると、価格変動を招かずに取引できる米国債の規模は8月に平均で1億9000万ドルと、2010ー15年の同月平均の1億6300万ドルを上回り、厚みが増した。

JPモルガンの金利デリバティブストラテジストのジョシュア・ヤンガー氏は「通常ならば8月に流動性は低下する。これは単純に市場参加者が休暇に入るからだ」と述べた上で、「今年は例年のパターンが見られない。それがボラティリティを抑制している」と述べた。

利回りでみる10年債の値動きの幅は月間ベースで1.46-1.63%と、ここ10年で最も小さい。2015年8月の同レンジは1.9ー2.29%と、2倍以上の利回りの変動幅だった。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇して1.58%。同年債価格(表面利率1.5%、償還期限2026年8月)は99 1/4。

原題:Treasury Liquidity Beats August Heat as Market Shows More Depth(抜粋)

見出しを変え、相場を更新し、第2段落と第4段落以降を追加します.

Liz McCormick

最終更新:9月1日(木)7時8分

Bloomberg