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トランプ氏、メキシコ大統領と会談-壁の費用めぐり発言食い違う

Bloomberg 9月1日(木)6時10分配信

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏とメキシコのペニャニエト大統領は31日、メキシコ市で会談した。その後、両国間の国境に壁を建設する費用について会談で議論したかどうかで、両者の主張には食い違いが生じている。

両者は会談後に共同記者会見を行い、トランプ氏は会談では壁建設案は議論されたが、費用をメキシコに支払わせる案は話し合われなかったと説明。しかし会談から数時間後にペニャニエト大統領は「トランプ氏との協議の冒頭で、メキシコは壁の費用を負担しないと私は明確に述べた」とツイッターに投稿した。

米大統領選の民主党候補、ヒラリー・クリントン前国務長官の陣営の統括責任者、ジョン・ポデスタ氏は発表資料で、「トランプ氏はメキシコに巨大な壁の費用を強制的に支払わせるという異例の政策を自身の選挙キャンペーンの柱にしている。しかしトランプ氏は自らの攻撃的な選挙公約を実行できるかもしれない最初のチャンスに失敗してしまった」と指摘した。

クリントン氏本人もツイッターで、「トランプ氏は最初の海外での試験に落第した。外交は見掛けほど簡単ではない」と述べた。

トランプ氏は共同記者会見で、北米自由貿易協定 (NAFTA)をより良いものにする意向も表明。一方、ペニャニエト大統領はトランプ氏との会談は「率直で建設的」だったとし、「われわれはさまざまな問題に関して意見が分かれるかもしれない」が、トランプ氏が「ここにいるということは共通部分が多いことを示す。次期米大統領は私の政権をパートナーにできるだろう」と語った。

国境と移民をめぐってペニャニエト大統領は、米国への不法移民は数十年間にわたり減ってきており、メキシコ人は米国の繁栄に貢献していると指摘。その上で、現金や銃器が米国からメキシコに流入しているとあらためて抗議した。

原題:Trump, Mexican President Emphasize Respect But Clash on Border Wall(抜粋)

2段落目以降にメキシコ大統領のコメントなどを追加して更新します.

Kevin Cirilli, Eric Martin

最終更新:9月1日(木)13時16分

Bloomberg