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ブラジル中銀、政策金利据え置き-政治的混乱の中で物価高止まり

Bloomberg 9月1日(木)6時44分配信

ブラジル中央銀行は31日、政策金利を14.25%に据え置くことを決めた。金利据え置きは9会合連続。政策当局者はリセッション(景気後退)の進行や根強いインフレ、大統領の弾劾裁判の影響への対応に取り組んでいる。

この日の金融政策会合はイラン・ゴールドファイン新総裁の下で行われた2回目の会合で、決定は全会一致だった。ブルームバーグ調査ではアナリスト45人全員が今回の結果を予想していた。スワップ市場では年内の2012年以来となる利下げが織り込まれている。

今回の決定は未曾有の経済・政治危機の中で下された。上院は31日の採決でルセフ大統領の罷免を賛成多数で決定。議会と国家を二分した約9カ月に及ぶ弾劾手続きに終止符が打たれた。同日発表の政府統計では4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)が6四半期連続で減少した。数十年で最悪のリセッションが改善する気配はほとんどない。

バンコ・ボトランチンのチーフエコノミスト、ロベルト・パドバニ氏は「今は多くのことが起きており、さらに情報が入手できるまで金利を据え置くのは賢明だ」と述べた。

多くのエコノミストは、ゴールドファイン総裁がインフレ率を当局の目標近くに押し下げることに成功すると楽観しており、いずれは利下げ余地が生まれるとみている。中銀がアナリストを対象に毎週実施している調査によると、政策金利は年内に0.5ポイント引き下げられ13.75%に、17年には11.25%まで低下すると予想されている。

原題:Brazil Keeps 14.25% Rate Amid Political Turmoil, Recession (1)(抜粋)

Mario Sergio Lima, Raymond Colitt

最終更新:9月1日(木)8時18分

Bloomberg