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Fリテイリ:東南アジア初の旗艦店、シンガポールにオープン

Bloomberg 9月1日(木)7時0分配信

ファーストリテイリングは2日、シンガポールで衣料ブランド「ユニクロ」の旗艦店をオープンする。東南アジアでは初の旗艦店で、同地域での売り上げ増を狙う。

1日に開かれたオープニングイベントでFリテイリの柳井正会長は東南アジア諸国連合(ASEAN)地域のユニクロブランドに占める売り上げが5年で30%に拡大することを望んでいると述べた。世界的に有名なブランドが軒を連ねるシンガポールの繁華街、オーチャードロードに開設する旗艦店は3フロアで延べ床面積は2700平方メートル。5月末時点の東南アジアのユニクロ店舗数は129で、537店舗の中華圏や、171店舗の韓国に次いで3番目に多く出店している海外地域となっている。

Fリテイリは東京・銀座をはじめ、海外ではニューヨーク、上海、ロンドンなどで旗艦店を展開している。同社がグローバル展開の中核と位置付ける旗艦店をシンガポールにも投入することで、経済成長の著しい東南アジアで同社ブランドを定着させ、シンガポール人や観光客にユニクロの魅力を発信する。

JPモルガン証券の村田大郎アナリストは電話取材で、苦戦する欧米とは対照的に「中国やアジアはファーストリテイリングにとって有望な市場」だと述べた上で、東南アジアでの事業拡大は柳井会長が2020年までに目指している5兆円の売上高目標に貢献するとした。

柳井会長は、現地で販売・流通を拡大させるためにパートナーを探していることも明らかにした。

Fリテイリの売上高は、2015年8月期の実績で国内6割、海外4割。中でも中国が全社売上げの12%を占める。8月に終了したばかりの前期には中華圏で約100店舗、東南アジア・オセアニア地域で約40店舗の新規出店を計画していた。柳井会長は、円高によって日本企業の輸出拡大が止められることはないと述べた。

第2段落に柳井会長の発言を加えて更新します.

Grace Huang, Daryl Loo

最終更新:9月1日(木)19時10分

Bloomberg