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ブラジル株:ボベスパ指数下落-ルセフ大統領罷免は織り込み済み

Bloomberg 9月1日(木)7時28分配信

31日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は資源株を中心に下落。政府会計への不正を指摘されたルセフ同国大統領の罷免が弾劾裁判で決まったが、投資家の関心はブラジル経済が改善する明確な兆候があるかどうかに向かっている。

ボベスパ指数はこの1週間余りで最も大きく下げた。原油価格下落を受けてブラジル石油公社(ペトロブラス)が安い。同社株は今年に入って90%以上上昇している。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングの下落が同指数の下げに最も響いた。内需に依存する銘柄の中では化粧品メーカーのナトゥラ・コスメチコスの下げが目立った。

ルセフ大統領の失職は既に株価に織り込まれており、政府の新たな経済チームの政策遂行能力が今後の株価上昇を左右しそうだ。フランクリン・リソーシズのブラジル部門の株式取引責任者、フレデリコ・サンパイオ氏(サンパウロ在 勤)は「新たなゲームの始まりだ。弾劾裁判による追い風はやんだ。今の最大の問題は後を引き継ぐテメル氏が必要な措置を講じていく上で政治家と社会を納得させられるかどうかだ」と語った。

ボベスパ指数は前日比1.2%安の57901.11で取引を終了。ペトロブラスは1.8%、イタウは2.1%、ナトゥラは3.2%それぞれ値下がり。鉄鉱石価格の下落でヴァーレは4.3%安と7月25日以来の安値を付けた。

原題:Brazilian Stocks Fall as Investors Eye Post-Impeachment Growth(抜粋)

Denyse Godoy

最終更新:9月1日(木)7時28分

Bloomberg