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グロース氏:米利上げ、来年3月までに2回必要-インタビュー

Bloomberg 9月1日(木)12時39分配信

米ジャナス・キャピタル・グループのビル・グロース氏は、早ければ来年3月の段階で米利上げは2回済んでいるべきだと主張した。来年末までみても、市場ではそこまでの利上げを織り込んでいない。

ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用する同氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、まずは今月20ー21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げすべきだと述べた。金利先物動向によると、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長ら複数の米当局者による利上げにタカ派的な一連の発言の後でも、市場が織り込んでいる今月の利上げ実施確率は36%にとどまっており、年末までの実施だと60%。2017年12月までに2回の利上げがある確率は47%となっている。

グロース氏は8月31日の同インタビューで、「9月に政策金利を0.25ポイント引き上げ、今から6ー9カ月後に再び利上げしてはどうかと私は言いたい」と述べた。また、米当局含めて主要中央銀行は「低金利やマイナス金利の中毒になっている」とも語り、経済への打撃が今発生したとしても、現状を断ち切らねばならないと主張した。

FRBのフィッシャー副議長はこれまでに、2日発表される8月の雇用統計が鍵を握るとの趣旨の発言をしており、市場は同統計に関心を寄せている。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査の中央値によれば、8月の非農業部門雇用者数は前月比18万人増が見込まれる。6、7月とも、25万人を超える増加が記録された。

グロース氏はインタビューで、15万人以上増えれば、今月の利上げ実施に十分な根拠となろうと指摘。「そのような数字と、恐らくは四半期成長率が3%だとして、それでも利上げがないなら、ほかにどんな環境ならできるのか」と発言した。

原題:Gross Calls for Two Fed Hikes at Double the Pace Seen by Market(抜粋)

第4段落以降に雇用統計の予想と発言を加えて更新します.

Kevin Buckland, Lilian Karunungan

最終更新:9月1日(木)13時54分

Bloomberg