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東京五輪招致不正疑惑の調査結果公表(全文4完)ひとまず納得できる結果出た

THE PAGE 9月2日(金)16時52分配信 (有料記事)

成功報酬発生の可能性について事務局長が理事長に報告していなかった点について

共同通信社:たびたび、すいません。共同通信のハセガワです。2点ちょっとお伺いしたいんですが、1点は原本の23ページの辺りに関連することなんですが、事務局長が理事長に成功報酬が別途発生する可能性があるということは伝えていなかったということに関してなんですが、ちょっと普通、一般的な感覚からいって、成功報酬で最大1億円を超えるようなものが発生するという状況にある中で、部下がそれを上司にまったく報告していなかったっていうのは、ちょっと普通の感覚からいって、これ、その事務局長さんの責任も含めて、ちょっと落ち度があまりに大きいような気がするんですが、なぜ言わなかったのと、要するに事務局長はなぜ理事長に言わなかったかということに関してのちょっと記述がないんですけども、これは聞き取りをされたのかどうかという点が1点。

 で、もう1点が、ちょっとすいません、先ほど聞いたことに関連するんですけれども、その第1契約のロビイング活動に関するそのデータは破棄されたということなんですが、その第2契約の報告書、誰がどこに投票したかという赤裸々な内容について記載されているものは残っているわけですよね。そうすると、第1契約のレターは破棄されて、その第2契約のものすごく核心に触れるようなものが残っているというところで、秘匿性が求められるというような記述もありますけど、ちょっと整合性が取れないかなという、一方は破棄されて、一方は残っているという、ちょっとこの辺り、疑問のようにも思うんですが、そこはいかがでしょうか。

早川:最初のものは、これは報告書のようなもの実は書いてあるんですけれども、もしもお金がなかった場合には、先ほどもご質問にはありましたけれども、そのスポンサーのお金が、招致が成功したあとにうまく集まらなかったという可能性もあるわけですよね。で、そのときには減額交渉をするつもりだったっていう話だったんですよね。で、もちろん、先ほどおっしゃるように、もし失敗してたらば、成功報酬ってそれ、払わなくていいことになるわけですから、そうすると、初めから話しても話さなくても同じ話になりますよね。

 で、他方で、もしも成功してたらば、たぶん今約束してる企業等は集まってくれるから払ってくれるだろうと。そうすると、第2契約は無事に結べるだろうというふうなことをたぶん考えられて、万が一それが足りなくても減額交渉を、口頭での成功報酬の約束になりますから、そうすると、その書面に直すときにまだ交渉できるんじゃないかと考えたんだというふうなことがご説明でござました。ですので、そのときに、成功してればこれは表沙汰にならなくて終わってしまう。で、実際に今回のような話題にならない限りは、このまま消えてしまう話だったので、その意味では当事者としてはそれほど大きな問題じゃなかったんじゃないかっていうふうに思っていらっしゃったのかもしれません。

 で、話の中では、自分はやっぱり事務局長なので、それなりのちゃんと権限は持っているというふうに、少なくとも当事者としては思われていたようなんですね。で、他方で、われわれ客観的に見ると、少なくとも2億数千万ってすごい大きなお金なので、そこは成功報酬で、もしかしたら払わなくて済むお金かもしれないけどもちゃんと報告すべきだと、私なんかは思います。だけど、ご本人はそのくらいの権限は自分にはあったというふうに考えていらっしゃったということですね。それがどうも理由ということになります。

 ただ、私はそれが責任問題というふうには必ずしも思いませんで、その当時っていうのはいろんな方々に聞くと、むしろ日本は劣勢だったというふうに当事者の人たちは思っていらっしゃって、なんとか、この8月までにそのIAAFのところのロビー活動でしっかりやらないと、日本はこのままいくと危ないぞというような意識が当事者の中で共有されていたということがあります。

 ただ、現実には何が起きたのかというと、その後、イスタンブールのほうでは内部で大統領に対するデモが起きたりとか、シリアの内戦が起きたりとか、あるいはマドリッドのほうはまた財務状況の悪化っていうのが赤裸々になったりとかして、ほかの候補が倒れてくれたので結果的には東京がうまくいったっていうところがあるので、もしもそういうところがなかったら、実は今回の東京はうまく招致ができたかどうかは分からなかったと。そういうことも複数の方々がおっしゃっておりました。

 ですので、そのときに、しかも理事長も、それからCEO、専務理事もいつ帰ってくるか分からないような状況の下で、それを結ばざるを得なかったというところは、必ずしも責められずに、で、むしろ体制としてその辺をどういうふうなプロセスでコンサルタント契約を結ぶということについて、きちっと透明性ある制度を作っとかなかったことのほうが僕は問題じゃないかなというふうには考えております。2つ言いましたっけ。もう1個なんでしたっけ。

共同通信社:レター、第1契約のレターは(※判別できず)。

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最終更新:9月2日(金)16時57分

THE PAGE