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ANA塗装のMRJ、最終組立工場に 三菱航空機、飛行試験5号機を移送

Aviation Wire 9月2日(金)21時57分配信

 三菱航空機は、5機製造されるMRJの飛行試験機のうち、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施した5号機(登録番号JA25MJ)を、8月20日に最終組立工場へ移したことを9月1日付で公表した。

 これまでは三菱重工業(7011)の小牧南工場第6格納庫で、5号機の組立などを実施していた。技術試験や機能試験を実施するため、今年3月に建屋が竣工した最終組立工場へ移された。

 5号機は深夜に第6格納庫を出発。公道を横断し、県営名古屋(小牧)空港に隣接する最終組立工場へ運ばれた。

 飛行試験機は、初号機(JA21MJ)から4号機(JA24MJ)までを、年内に米ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へフェリー(空輸)する。

 当初は8月末までに、初号機小牧からモーゼスレイクへフェリーする予定だった。8月27日にフェリーフライトを実施した際、空調システムの左舷用監視装置に不具合が発生。給油する新千歳空港へ向かう際、出発地の小牧へ引き返した。装置を交換し、翌28日に再度フェリーフライトに向かったが、再び同じ箇所に不具合が発生して新千歳へ向かう途中で小牧へ引き返し、2日連続でフェリーフライトを断念している。

 この影響で、9月9日に予定していたグランド・カウンティ空港内に新設した、米国の開発拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」の開所式は中止となった。

 MRJは8月31日に正式契約した米エアロリースの発注により、ANAや日本航空(JAL/JL、9201)など計7社から427機(確定発注233機、オプション170機、購入権24機)を受注している。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9月2日(金)21時57分

Aviation Wire