ここから本文です

米のエコカー規制強化で瀬戸際へ 豊田章男社長に聞くトヨタの環境戦略

THE PAGE 9/2(金) 18:55配信

 今冬に国内発売が延期されたトヨタの新型「プリウスPHV」。この車が北米市場で担う役割は決して小さくありません。背景にあるのは米国の諸州で強化されつつあるエコカーの導入を推進する規制です。米国で何が行われようとしているのか? トヨタのエコカー戦略は? モータージャーナリストの池田直渡氏が豊田章男社長の言葉から読み解きます。

【画像】「テスラ」と「プリウスPHV」どっちがスゴイか?

責任の重さが違う新型プリウスPHV

 8月26日、トヨタは新型プリウスPHVの先行試乗会を袖ケ浦フォレストレースウェイ(千葉県)で開催した。この試乗会にサプライズで現れたのがトヨタ自動車の豊田章男社長。サーキットのミーティングルームで突然の囲み会見が開かれるという僥倖があった。

 せっかくの機会でもあるので、プリウスPHVについて、またトヨタの今後について色々と尋ねてみた。

 まずはプリウスPHVの話である。プラグイン(充電)機能を持たない新型プリウスは昨年末にデビューした。現在トヨタが強力に推進中のクルマづくり改革「TNGA(Toyota New Global Architecture)」の第一号として、トヨタの変革を知らしめ、社員、サプライヤー、メディア、ユーザーという全ての要因に対して、トヨタの改革を訴求するための切り込み隊長である。万全とは言わないが、そのクルマの仕上がりについて、おそらく初期の目的は遂げたはずである。そして、約1年遅れて、プリウスによるTNGA改革を更に後押しすべく、プリウス・シリーズのトップエンドを支えるプリウスPHVが登場した。

 ここにもう一つのコンテクストが加わる。先代のプリウスPHVは設計的に高い志を持ち、極めて理知的な製品だったが、その合理主義が徒となって、販売的には不振を極めた。今回は何としても成功させなくてはならない。後述する北米での規制強化を背景に、今度のPHVは担う責任の重さが違う。そうした背景の中でプリウスPHVはトヨタの経営に何をもたらす意図で作られたのだろうか?

1/4ページ

最終更新:9/2(金) 19:50

THE PAGE

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。