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お手本は韓国か 東京五輪メダル量産へ「コーチ報奨金」案

日刊ゲンダイDIGITAL 9月2日(金)9時26分配信

 ブレーキがかからない。

 日本オリンピック委員会(JOC)は30日、都内で選手強化常任委員会を開き、20年東京五輪へ向けた強化策について協議した。そこでは、メダリストを指導したコーチの報奨金制度の創設についても話し合われた。

 JOCは、東京五輪で20~33個の金メダルを獲得して、世界3位に入る目標を掲げている。橋本聖子選手強化部長は、強化費のさらなる上積みを国に求めるというが、金メダル量産のために、担当コーチの目の前にもニンジンをぶら下げることになりそうだ。

 リオ五輪の前にJOCは300万円だった金メダルの報奨金を500万円にアップした(銀200万円、銅100万円は据え置き)。一部にはこれを、「300万円では、韓国政府が出す6000万ウォン(約550万円)より額が低いから、500万円に増額したんじゃないか」という声もあったが、すでに韓国では、メダリストのコーチにも報奨金を出している。

 国内では陸連が独自にこの策を導入している。というのも、陸上競技は男女で47種目もあるが、日本はメダルが確実視されている種目はない。そこで陸連は、リオの前に金メダルなら選手は2000万円、コーチは600万円、銀は選手1000万円、コーチ300万円、銅は選手800万円、コーチに200万円を出すと決めた。JOCは、コーチへの報奨金を全競技に広げようというのだ。

 8月23日付の本紙は、東京五輪での「メダル年金案導入」の可能性について報じた。金メダルの報奨金増額-コーチの報奨金制度と、まるで隣国に倣ったかのようなニンジン作戦が実施されたら、やはり韓国で行われているメダリストの生涯年金制度にまで行きつくのではないか。それにしても、カネをチラつかせて「金メダルを取れ! 取れ!」とあおるのは品がなさすぎる。

最終更新:9月2日(金)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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