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NY市場サマリー(1日)

ロイター 9月2日(金)6時46分配信

[1日 ロイター] - <為替> ドルが下落。米供給管理協会(ISM)が発表した8月製造業景気指数が予想外に悪化したため、それまで堅調だったドルが売られた。

ISM製造業景気指数は前月比3.2ポイント低下して49.4となり、半年ぶりに節目の50を割り込んだ。スコシアバンクのチーフ外為ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ISMは少しばかり期待外れだった」と話した。

朝方はドル高が進んでいたが、ISM指数発表後に地合いは一変。ドル/円<JPY=>は一時7月29日以来の高値となる104円ちょうどを付けたものの、終盤は103.28円に軟化した。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は直近が0.4%安の95.635だった。

ポンドは対ドルで1%上昇し、ユーロに対しても1カ月ぶり高値まで買われる場面があった。

マークイット/CIPSの8月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて3年ぶりの低水準となっていた7月から急回復した。

<債券> 強弱入り混じった国内外の経済指標を受け、国債利回りはほぼ変わらずとなった。2日に雇用統計発表を控え、ポジション調整の動きがみられた。

終盤の取引で、10年債<US10YT=RR>価格が前日終値からほぼ変わらず、利回りは1.571%。

2年債<US2YT=RR>価格もほぼ変わらず、利回りは0.789%。

<株式> ほぼ変わらず。雇用統計の発表を翌日に控え、投資家の間に取引に慎重ムードが広がった。製造業の景況感悪化や原油安といったマイナス材料は、ハイテク株などへの買いで打ち消された。

米ISMが発表した8月製造業景気指数は、半年ぶりに節目の50を割り込んだ。グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループのシニア市場ストラテジスト、ピーター・ケニー氏は「ISM指数は失望を誘った。多くの市場参加者は最近のトレンドに沿ってもっと強い数字が出てくると期待していたからだ」と指摘した。

原油価格の続落を受けてエネルギー株<.SPNY>が0.3%下落したことも、相場を圧迫した。

一方でヒューレット・パッカード<HPE.N>が3.2%、アップル<AAPL.O>が0.6%それぞれ上昇するなどハイテクの堅調が目立った。CATVのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR.O>は4.5%高。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが7日の引け後から情報ストレージ機器のEMC<EMC.N>と入れ替えで、チャーターをS&P総合500種に採用すると発表した。

<金先物> ユーロが対ドルで買い戻されたことに伴う割安感などから、3営業日ぶりに反発した。12月物の清算値は前日比5.70ドル高の1オンス=1317.10ドル。 米ボストン連銀のローゼングレン総裁は前日、北京で講演し、「やや早めの金利正常化」 が適切との考えを表明。早期追加利上げへの警戒感が一段と強まる中、金相場は朝方まで軟調に推移していた。

しかし、その後発表された米製造業関連指標が低調だったことを受けて、外国為替市場ではユーロの対ドル相場が反転上昇。ドル建てで取引される金塊は割安感から買われ、プラス圏に浮上した。

<米原油先物> 供給過剰懸念が強まって売り込まれ、大幅続落した。下落は4営業日連続。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値は前日比1.54ドル(3.45%)安の1バレル=43.16ドルとなった。11月物は1.56ドル安の43.75ドル。

米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週間在庫統計では、石油在庫が230万バレル増と、市場予想(ロイター通信調べ)の90万バレル増を大幅に上回る積み増しとなった。これを受けて、供給過剰懸念が台頭したことから、前日に引き続きこの日も下落基調が続いた。また、前日の急落を受けて、ケイ線筋の売り圧力も強まったという。

最終更新:9月2日(金)11時11分

ロイター