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FLOW 『テイルズ オブ』シリーズでの強力なダブルタイアップソングをリリース/インタビュー

エキサイトミュージック 9月2日(金)21時0分配信

 
■FLOW/New Single『風ノ唄/BURN』インタビュー

いろんな出会いがあって冒険が始まる、そういう始まりを「風ノ唄」からは感じました

2016年の後半戦、FLOWの予定は年末まで目白押しだ。8月24日にダブルAサイドシングル『風ノ唄/BURN』をドロップ。ドラマティックなストーリー性と壮大な世界観を持つ両曲は、「風ノ唄」は『テイルズ オブ』シリーズのTVアニメ主題歌に、「BURN」はゲームソフト『テイルズ オブ ベルセリア』のオープニングテーマに起用されている。そして9月からは、そのシングルを引っ提げた【FLOW LIMITED CIRCUIT 2016】を開催。セットリストの違う2つの国内ツアーと、中南米ツアー、そして12月31日のカウントダウンライブと、ワクワクが止まらない下半期の意気込みをメンバーに語ってもらった。
(取材・文/大窪由香)

意外と時差がある2曲なんです

――今年2月に全曲コラボレーション曲のアルバム『#10』をリリースし、全国ツアーを行ったFLOWの皆さんですが、そのアルバム、ツアーでどんなものを得ましたか?

KEIGO:10枚目のアルバムだったんですけど、10枚目のアルバムが到達地点というのではなくて、これからもっと先に進むための挑戦の一枚にしたいなという話を作る前にみんなとしていて。その挑戦の一つとして10曲すべてでいろんなクリエイターの方やアーティストの方とコラボレーションしてみようと。FLOWに新しい風が入ると思ってやらさせてもらって、ツアーファイナルの時には津軽三味線の疾風のお二人ヒューマンビートボクサーのAFRAさんにゲスト出演していただいたりして、すごく刺激的なと思います。

TAKE:面白かったですね。基盤にFLOWの音楽がありながら、そこに6人目のメンバーが加わるみたいな、そういう共同作業的な、本当に一つのバンドが新しい音を紡いでいくみたいなことができたのがすごくよかったですね。

――今回の作品についてですが、制作はいつ頃から始められたんでしょうか?

TAKE:「BURN」に関しては実はアルバムと同じ制作期間で、昨年同時進行で作った曲なんですけど、「風ノ唄」に関しては年明けのアルバム制作が終わってから、という、意外と時差がある2曲なんです。

――「BURN」はそのアルバムの流れでキバオブアキバとコラボレーションを?

TAKE:そうです。アルバムでは「JOY TO THE WORLD」っていう曲を一緒に作って、それと並行して面白いからもう一曲やろう、ということで一緒にやらせてもらったんです。

――ゲームソフト『テイルズ オブ ベルセリア』のタイアップありきでの制作だったんですか?

TAKE:いや、この曲はキバオブアキバの皆とすでに作っていて、その曲を『テイルズ オブ』の制作サイドに提案させてもらいました。『テイルズ オブ』はすごくファンタジーで壮大なテーマがあるので、先方との話し合いの中でブラッシュアップしていった曲です。

――「風ノ唄」の方は?

TAKE:「風ノ唄」の方はイチからアニメの製作陣のみなさんとひざを突き合わせて意見交換しながら作り上げていった感じです。「BURN」の方が先にあったので、『テイルズ オブ~』という同じテーマでやるにあたって、まったく近しいものにはしないで、違う音楽の表現の仕方でもう一曲作りたいっていうのがあって。具体的な参考曲を聴かせてもらったら、空が突き抜けていくようなサウンドメイクと、とにかく広い世界観があったので、そこを自分なりに解釈して楽曲に落とし込んでいった感じですね。

――ストリングスやアコースティックギター、少しずつ音が重なっていって、サビにいく感じが広がりがあってカッコいいですよね。

TAKE:「BURN」の方がメタルフレーズのギターがバリバリでドラムも激しく、メタリックな曲だったので、成り立ちの違う土臭さというか、ファンタジーがもっている土着感、大地感みたいなものが感じられる曲にしたいなっていうのが始まりでしたね。そういう意味でアコースティックな楽曲のセレクトになっていったという感じです。

IWASAKI:元々TAKEからデモがあがってきた段階で、風景が見えやすいものがあったというか。それを聴いたら壮大な大地みたいなものが見えたし、そういうサウンドメイクにしていこうっていうのがありましたね。わりとFLOWの曲の中でも、頭からドラムが入ってないという珍しい手法で新しい感じもあったし、「BURN」との対比もしっかりついたと思うので、そういう中での「風ノ唄」のイメージっていうのを大事に念頭に置いた状態で録りましたね。

GOT’S:テイルズの作品のイメージが結構分かりやすくてピンとくる感じがあって、楽曲の演奏をするにあたって、例えば民族音楽じゃないですけど、そこの世界で演奏する感じのイメージ、自分がその世界に入って民族音楽を演奏するイメージになっていきましたね。

TAKE:ふんどし一丁で?

GOT’S:ふんどしは日本だろ(笑)。そこじゃないの、俺のファンタジーは。

――GOT’Sさんのファンタジーって、どんな感じなんですか?

GOT’S:俺のファンタジーですか?

一同:(爆笑)

GOT’S:俺のファンタジー……おかしいなあ、その世界に一度は行けたんだけど。

TAKE:もう帰ってきちゃったからね(笑)。

これからライブでやっていくのもすごく楽しみな曲

――歌詞はKOHSHIさんですが、どういうイメージで書かれたんですか?

KOHSHI:曲を聴いたイメージに加えて、歌詞についても向こうのスタッフの方と綿密なやり取りをして。具体的な言葉ではなく、わりと感覚的な言葉で返ってきたりするんですけど、それを汲み取りながら何度かやり取りをしたっていう感じですね。最初曲を聴いた時の印象は、わりと青空で突き抜ける爽快感と夏っぽいなっていうのはありつつ、そのへんは大切にしながら書いていきました。

KEIGO:みんなが最初に感じたとおり、自分達がイメージしたRPG感というか、すごく大きな世界をイメージできたし、いろんな出会いがあって冒険が始まる、そういう始まりの感じを『風ノ唄』からは感じられました。歌っていて気持ちよかったです。

――「BURN」の方に出てくる風は、もっと荒れてる感じですね。

KOHSHI:そうですね。サウンドから引っ張られるイメージが強くて、わりとゴリゴリなロックというか、結構ヘビーな感じで。ゲームのストーリーも女の子が主人公なんですけど、復讐劇になっていて、わりとテーマが重くてシリアスなんです。そういうのも相まった感じの歌詞になってます。

――イントロのストリングスから、こんなふうにギターが差し込んでくるとは思わなかったので衝撃的でした(笑)。

TAKE:ええ。ほぼ当たり事故に近い感じね(笑)。流麗なシーンから始まって、それをぶった切るように切り替わって曲が始まるみたいな、そういうところは最初から曲のイメージとしてあって。であれば最初はストリングスとピアノで聴かせていこうっていうのは構築していった感じですね。

GOT’S:イメージはボスと戦うイメージですよ。戦闘の曲がボスの時には変わったりするじゃないですか。まさにそういうイメージの曲で。5時間かけてボス一体を倒すような感じですね。

一同:あははははは!

GOT’S:いや、真面目な話なんだけどね。今日が発売日なんでね、ゲームの。だから気持ちは家にあるんだよ。

KEIGO:早くスイッチオンしたいよね。

IWASAKI:「BURN」の話に戻すと(笑)、最初はわりとストレートな感じだったんですけど、それがキバオブアキバのみつるくんにアレンジが渡って戻ってきた時点で、えらいことになっておりまして。これはちょっと無理やぞ、みたいなくらい音数がきっちり詰まってたんですね。みつるくんからドラム力学みたいなものを教わったりして、そこから新たな発見があったりして、次にまた新しいものを組み込むことができるようになったので、それは新しい経験でしたね。

KEIGO:録ったのがもう一年ぐらい前なんですけど、出来上がって聴いてみても、「風ノ唄」との対比もばっちりで、聴いてて気持ちいいですよね。これからライブでやっていくのもすごく楽しみな曲だなと思います。

まったく別のセットリストで2つの陣は回ろうと思います

――「風ノ唄」のミュージック・ビデオも拝見したんですが、ちゃんと風を作ってましたね。

TAKE:あ、ちゃんと伝わってました?

――はい、伝わってました(笑)。

KEIGO:よかったー(笑)。一番怖いのが、あれはなんでですか?って聞かれることだから。

GOT’S:今、CMでミュージック・ビデオが流れてるじゃん。これでよかったのかな?って思う。

KEIGO:迷うんじゃない! “今日も見えてるな、風が”、と思え!

――(笑)少し説明すると、新体操のリボンを真剣に回しているミュージック・ビデオです。

TAKE:本当にイチからみんなでリボンを練習して。ちょっとスポーツに近かったなって。スポーツの感動がありましたね。

KEIGO:リボンも初めてだし、当然回すのも初めてだったし。さらにそこに振付けもあるから、すげえ大変でした。

――そして、9月からは【FLOW LIMITED CIRCUIT 2016】がスタートします。4タームありますが、“風ノ陣”“炎ノ陣”は内容が変わるんですか?

KEIGO:そうですね。「風ノ唄」と「BURN」の両A面を持って回るツアーなので、アルバムツアーとはまた違って、より内容の自由度が高くできるかなと。せっかくなので“風ノ陣”は“風”属性の曲を軸にして、“炎ノ陣”は“炎”属性の曲を軸にして、まったく別のセットリストで2つの陣は回ろうと思います。

TAKE:そして中南米を4カ国回る第3タームがあって。

KEIGO:今回はメキシコに初めて行かせてもらいます。昨年もワールドツアーで南米を回らせてもらって、そんなに時間をあけずにいけることになったので嬉しいですね。最後はカウントダウンライブで締めるんですけど、ディファ有明でカウントダウンライブをやらせてもらうのは3回目なので、過去2回とは変えたいねっていう話をしてて。今回センターステージにして、ちょっと趣向を変えてやってみようと思っているので楽しみにしてほしいですね。

――では、このサーキットツアーに向けて意気込みを聞かせてください。

TAKE:今回テイルズシリーズ初めてのタッグという形で、今までFLOWの音楽に触れたことのない方達にも触れてもらえる機会に必ずなると思うので、これを機に楽曲を楽しんでもらって、一番大事にしているのはライブなので、そこで一緒に楽しめたらと思っています! ぜひペルーの方に遊びにきてください。

KEIGO:なぜペルー?

IWASAKI:日本から一番近いよ。

KEIGO:遠いよ!

IWASAKI:(笑)。アルバムツアーと違って今までなかなか普段やってないような曲が目白押しだと思うので、新しいお客さんも昔から来てくれてるお客さんも大集合で遊べればいいなと思います。

KEIGO:みんなが言ってるとおり、いろんな楽曲をやることになると思うので、それも楽しみにしてほしいなと思うのと、自分達も下半期こうやってライブをずっとやれるっていうのがバンドマン冥利に尽きるので、久々のカウントダウンライブもすごく嬉しい。ライブで一年を締め括って、さらに新しいスタートをきれるって最高だなと思うので、東京はカウントダウンライブに集約してるのでぜひとも!

GOT’S:最近ファンになってくれた人はなかなか昔の曲は聴く機会がなかったと思うので、そういうのも楽しみにしてほしいです。

KOHSHI:頑張ります!

最終更新:9月3日(土)20時45分

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