ここから本文です

米自動車販売、8月は4.2%減 GM・トヨタなどさえず

ロイター 9月2日(金)6時44分配信

[デトロイト 1日 ロイター] - 主要自動車メーカーが1日までに発表した8月の米国内自動車販売台数は前年同月比4.2%減少した。米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>、米フォード・モーター<F.N>、トヨタ自動車<7203.T>の販売が軒並み5%以上落ち込んだ。

販売上位7社のうち、8月の販売台数が前年比で増加したのはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCAU.N><FCHA.MI>だけだった。

オートデータがまとめた全体の8月米自動車販売は、季節調整済みの年率換算で1698万台。7月は1788万台と予想外に底堅かった。

一部の主要メーカーは、予想されていた需要低迷による販売の落ち込みが始まったとし、顧客に対する販売奨励金の拡充と減産へのシフトに拍車が掛かる可能性を指摘した。

販売がいつか減少するとの見方から、自動車メーカーの株はここ1年にわたり売り圧力にさらされている。

フォードの8月の販売台数は前年同月比8.4%減。

同社の米国販売責任者は1日、2017年の販売台数は2016年を下回るとの見通しを示した。オートデータによると、フォードの2016年の販売台数は過去最高だった前年の1747万台を下回る見通し。

同社の8月の米自動車在庫は81日と前年同月の61日を大きく上回り、減産か販売奨励金の拡充、あるいは販売台数の増加を迫られる可能性を示している。

専門家は、自動車業界は今後、成長だけを追求する姿勢から市場シェアと在庫管理を重視する方向に転換すると指摘する。

フォードの米国販売責任者は、同社が需要に合わせて供給を管理するとしたが、減産や工場閉鎖については言及を避けた。

GMは1日、2016年の販売台数は1730万台になると予想。2015年の実績からの落ち込みは小幅にとどまるとの見方を示した。

8月も自動車業界のトレンドは変わらず、セダンやハッチバックよりもスポーツ多目的車(SUV)とトラックの販売が好調だった。

オートデータによると、乗用車の販売が12.6%減少したのに対し、SUVとトラックの販売は2.4%増加した。

日本勢はトヨタの販売台数が5.0%減、日産自動車<7201.T>は6.5%減、ホンダ<7267.T>は3.8%減。日産は中型SUV「ローグ」の販売が19%増、ホンダのセダン「アコード」の販売は26%減となった。

*内容を追加しました。

最終更新:9月2日(金)8時32分

ロイター