ここから本文です

「英国庭園」復興の象徴に 本宮市が整備発表

福島民報 9月2日(金)10時10分配信

 福島県本宮市の高松義行市長は1日、英国のウィリアム王子が訪れた市内の子ども屋外遊び場「スマイルキッズパーク」敷地内に英国庭園を整備すると正式に発表した。英国・ロンドンの「福島庭園」と連携し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の本県の現状を世界に伝える。
 平成28年度一般会計補正予算案に設計費として429万円を盛り込んだ。29年1月1日に迎える市制10周年の記念事業に位置付け、約1600平方メートルの敷地にバラやハーブなどの草花や西洋風のあずまやなどを配した本格的な英国式庭園を造る。来年2月に工事を開始し、9月の完成、10月の開園を目指す。事業費には県の補助金の活用を検討している。
 英国ロンドンのホーランド・パークに造られた「福島庭園」は24年7月、福島民報社が企画した復興大使のロンドン五輪派遣事業を契機に開園した。市は姉妹公園の協定締結も構想に描いており、将来の人的交流も視野に入れて整備を進める。高松市長は「多くの人に末永く親しまれ、愛される庭園を目指したい」と意気込みを語った。
 市は4月から庁内にプロジェクトチームを編成し、整備計画を進めてきた。同月には高松市長らが新潟県見附市の「みつけイングリッシュガーデン」を視察。英国大使館の元専属庭師、浜野義弘さんからアドバイスを仰ぎながら英国式庭園の様式に理解を深めている。8月29日には高松市長が外務省と英国大使館を訪問し、整備の報告や今後の協力を依頼した。

福島民報社

最終更新:9月2日(金)11時16分

福島民報