ここから本文です

大槌町吉里吉里の人気食堂が8月末で閉店 地元内外から惜しむ声も /岩手

みんなの経済新聞ネットワーク 9月2日(金)11時35分配信

 岩手県大槌町の吉里吉里地区で震災後から人気だった仮設食堂「よってったんせぇ」が8月31日で閉店した。(三陸経済新聞)

「5年間ありがとう」の掲示

 震災から5カ月後の8月19日に開店した同店。商業地区のほとんどが津波の被害に遭ったことから、町の飲食店がほぼ壊滅状態だった中、地元の女性たちだけで組織した「マリンマザーズきりきり」が設立した店に、町民はもちろんボランティアや工事関係者らも足げく通った。開店からちょうど5年目での閉店に、多くの客からは惜しむ声が聞かれる。

 佐賀県から災害ボランティアとして同町に長期滞在した吉田秀敏さんは「リーズナブルな価格は私たちボランティアにとってありがたく、週に2日は通った。多い時はほかのボランティアを連れて5日連続で通ったことも。九州生まれにとって、初めは薄味でなかなかなじまなかったが、日を重ねることに大好きになっていった。九州に戻った今でも思い出せる味。私より先輩の女性たちも多くを語らず、笑顔の良いお店だったのが印象的だった」と振り返る。

 吉里吉里地区は、土地のかさ上げ工事が本格化し、次第に以前の町の様子を取り戻しつつある。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月2日(金)11時35分

みんなの経済新聞ネットワーク