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【W杯アジア最終予選】黒星スタートの日本再建へ本田がゲキ

東スポWeb 9月2日(金)16時32分配信

 エースが敗因と再建に“持論”を展開した。ロシアW杯アジア最終予選(1日、埼玉)に臨んだ日本はUAEに1―2で完敗し、最悪のスタートを切った。クラブで出場機会がない現状を不安視されていたエースFW本田圭佑(30=ACミラン)は先制ゴールを挙げて存在感を示したが、試合後は不可解な判定の続いた審判団に言及。さらには日本代表の再建案をぶち上げるなど、いつもの本田節を炸裂させた。

 納得できない敗戦だった。前半11分、MF清武弘嗣(26=セビリア)の右サイドからのFKを逆サイドで待ち構えた本田は、ヘッド弾をゴール隅へ突き刺して日本に貴重な先制点をもたらした。しかし日本はその後に逆転を許してしまい、エースの一発は結局は空砲となった。

 試合後に本田はレフェリーの判定に不満をあらわにする。特に後半32分のFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)の“幻のゴール”について「間違いなくゴール。ボール2つぶん近く入っていた」と主張。続けて「ラインズマンしかいなかった。なぜ第4の審判(追加副審)がいないのか。あそこいるでしょ、普通。あの問題があるからあそこにいるのに」と審判団の体制に疑問を呈した。

 とはいえ試合内容が悪かったことも事実で「勝負弱かった、今日は。力不足です」と完敗を認めた。その上で敗因について「試合に勝つというのは数値で測れない。気合、根性みたいな。負けず嫌いみたいなものが90分で求められる。それが足りない。勝負に慣れているか、慣れていないか。厳しいことを経験しているのか」と、修羅場をくぐり抜けていないためメンタル面が弱い選手が多いと分析した。

 さらに「例えば毎年100人海外に行って50人がチームでレギュラーだと。そこから誰を選ぶという状況が南米。今は僕ら含め海外でレギュラー争いをしている選手は、よほどのことがない限り代表には呼んでもらって試合にも出られる。そこの差」と日本サッカー界の問題点を指摘した。

 その解決策についても「短期的に解決する問題じゃない。長期的に言えば、やはりJリーグの選手が海外に行くと。これを言うといつもJリーグを批判していると言われるけど、サッカーの質が違う。全く別の質に慣れることをしないと、国際大会は別の質と戦うわけだから。真剣に考えないといけない」と海外移籍のススメを説いた。

 鋭く課題に切り込んだ本田だが、6日には敵地でのタイ戦を控えている。まずはピッチ内外で“復調”したエースが日本を勝利に導くしかない。

最終更新:9月2日(金)16時37分

東スポWeb