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【W杯アジア最終予選】武田氏「戦術、先発メンバー、交代すべてがチグハグ」

東スポWeb 9月2日(金)16時32分配信

【武田修宏の直言!!】ロシアW杯アジア最終予選(1日、埼玉)に臨んだ日本はUAEに1―2で完敗。最終予選の初戦という緊張感とプレッシャーはあったと思うけど、日本はもっと大胆にシュートを打つべきだったし、もっと強引に攻め込んでもよかったんじゃないかな。正直、負けるような相手じゃなかったから本当に残念だね。

 それにしても、日本は落ち着いてパスを回せばいいのに速い攻撃にこだわり過ぎ。いつも言っていることだけど、縦パスを急ぐから後方から2人目、3人目が飛び出して絡むような連動性のあるプレーがない。それがバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の戦術なんだけど、これじゃ最後は選手能力に頼るしかないし、チームとして戦うメリットがないよ。

 リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレーで日本チームが銀メダルを獲得したのも、日本らしく組織力を高めて10の力を13とか14にしたからでしょう? 今の代表にはチーム力がない。本来は10の力が戦術で12、13に上がるものだけど、逆に9くらいの力しか出せていない。そこは本当に疑問しかないね。

 それに初出場のMF大島僚太(23=川崎)を先発させたり、勝負強さが持ち味のFW岡崎慎司(30=レスター)を早々に代えたりと、ハリルホジッチ監督はやっていることすべてがチグハグ。それに敗因を選手のせいにするのはどうか。このままではアジアを勝ち抜くのは難しいかもしれない。代表OBとしては選手たちの奮闘に期待するしかないのかな。

 現メンバーならもっといいパフォーマンスが出せるし、日本らしいサッカーができる。かつて日本代表を率いたイビチャ・オシムさんは「日本人に合うサッカー」を目指すと言っていたけど、今の戦い方を見てどう思うかな?

☆武田修宏:たけだ・のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

最終更新:9月2日(金)16時36分

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