ここから本文です

美祢の和菓子会社「道福」が20周年 県外出店にも意欲 /山口

みんなの経済新聞ネットワーク 9月2日(金)12時47分配信

 美祢・於福で和菓子店「おほげつ」を運営する「道福」(美祢市於福町上、0837-56-0290)が8月30日、創業20周年を迎えた。
(山口宇部経済新聞)

 於福町出身の阿野道子社長が1996年に創業した同社。当初は自宅の一室を事務所にして海産物を使った土産品の卸から始まったという。次第に土産菓子の卸が中心となり、約4年後に山口・大内御堀に店舗兼工場を構え菓子の自社製造を開始。2003年10月に地元へ回帰した。

生ういろう「姫外郎おふく」は3種類

 現在は山口県の名産品「外郎(ういろう)」をメインに提供している。阿野社長は「和菓子店で働く知人の『山口で菓子店をするなら外郎を』という助言を受け、山口に店舗を構えて1年後に外郎(ういろう)の提供を始めた。情報集めや改良に1年がかかったが、評判は上々ですぐにメイン商品になった」と振り返る。

 菓子には良質な国産の材料を中心に使い、その日に手作りしたものを販売する。生ういろう「姫外郎おふく」シリーズとして、「あずき」「よもぎ」(78円)、丹波の黒豆を入れた「黒豆」(110円)の3種類をそろえる。「縁もなか」(125円)、ヨモギの牛皮にクルミを混ぜる「時じくよもぎ」(155円)を通年販売するほか、季節限定品も用意する。

 来店客は「地元客と、市・県外からの観光客が半々」と阿野社長。ピークはゴールデンウィークや盆期間といい、2000本以上売り上げる日もあるという。

 阿野社長は「その日に残った商品は処分し、味に満足いかなければ作り直すなど、おいしい状態の菓子だけを販売してきた。当時は苦悩もあったが徹底してやってきたことが今につながっている」と話す。

 「支えてくれた人たちに感謝している。安定してきたと実感できたのはここ2年のこと。お客さまの声に応え、商品を丁寧に作る姿勢は変えずに頑張りたい。県外に支店も出店できれば」と意欲を見せる。

 営業時間は8時~17時。水曜定休。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月2日(金)12時47分

みんなの経済新聞ネットワーク