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北海道野菜、高値も 食卓へ影響懸念 静岡県内市場

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月2日(金)17時50分配信

 台風10号など北海道や東北で8月に相次いだ水害で、静岡県内の市場に入荷する野菜の価格の上昇気配が強まっている。ニンジンなど一部の品目はすでに相場が上昇。ジャガイモやタマネギなど北海道産が主力の品目は当面は品薄が続き、週明け以降に強含みの相場展開が見込まれる。家庭で主役級の野菜だけに、食卓への影響もありそうだ。

 静岡市中央卸売市場(静岡市葵区)では2日朝、台風10号通過前に北海道各地から発送されたジャガイモやタマネギなどが販売された。入荷量は総じて少なく、北海道産ニンジンは10キロ3240円など前日に比べ2割高。8月中旬と比べると2倍近くになった。ジャガイモやタマネギは大きな価格の変動はなかったが、タマネギは高値基調が続き、ジャガイモの一部は水害の影響で傷みがみられた。

 今後、水害を受けた産地は消毒作業などで出荷量が減少する上、雨直後に収穫したジャガイモなどは輸送中に傷む可能性が高まる。青果卸「静岡VF」の鍋田利明企画開発部長は「台風7号などで北海道東部産地が被害を受け、10号で札幌以南の道南にも被害が出た。北海道全域で出荷が減少する可能性が高い」と指摘する。「タマネギやジャガイモなどは北海道に代わる国内産地がない時期のため、週明け以降は入荷がさらに減るだろう」と見通す。

 9月はスーパーなど小売り店で「北海道フェア」が多くなる時期。スーパーアンドウ(静岡市駿河区)では、タマネギや葉物野菜、鮮魚類が品薄のため高値で販売せざるを得ない状況が続いている。青果担当者は「現状は台風被害のない産地からの入荷で需要を補えているが、直近の台風10号の影響が出るのはこれから」と懸念する。

静岡新聞社

最終更新:9月2日(金)17時50分

@S[アットエス] by 静岡新聞