ここから本文です

<インテリジェンス>AIで転職活動はどう変わるのか 峯尾太郎社長に聞く 

まんたんウェブ 9月3日(土)12時0分配信

 ◇人手不足解消にAI活用

 厚生労働省が発表した2016年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.36倍と24年7カ月ぶりの高水準だ。企業も新規事業立ち上げなど事業拡大を急ぎたい中で、即戦力の中途採用を求める動きも強まっている。活況を呈する人材サービス業界にあって、インテリジェンスも、転職サイト「DODA」を刷新した。新サイトは人工知能(AI)が会員のプロフィール情報(職種、業種、経験年数など)や、求人情報に書かれた言語データなど、約400万のさまざまな利用者データを分析してお勧めの求人を提案する機能も搭載した。初めて転職する求職者向けにスマートフォン向けの日程管理アプリなども配信する。【経済界】

 「1~2年くらい前までは、私たちの業界の売り上げや有効求人倍率と、景気動向指数との連動性は極めて高いものがありました。しかし、ここへ来て一致しなくなってきている。すなわち、景気の先行きに不透明感をはらんでいるものの、一方で有効求人倍率は上昇し続けているのです。急速に労働人口が減少し、人手不足が顕著になっています。総務省の国勢調査によると、10年から15年までの5年で300万人の労働力人口が減少し、6000万人を割るのも目前といわれています。団塊世代が10年以降退職を迎えたことや、若年労働力人口の減少が影響しています」と峯尾太郎社長は説明する。

 総人口の減少に伴い、労働力不足は深刻だ。グループ会社のHITO総合研究所推計によると、情報通信・サービス業の482万人を筆頭に、25年時点で583万人の人手が不足するとみられる。その解消のためには、働く女性を増やす(313万人)、働くシニアを増やす(121万人)、日本で働く外国人を増やす(34万人)、生産性を上げる(114万人)としている。

 インテリジェンスでは、経産省から「人活」支援サービス創出事業を受託し、40代、50代のミドルシニア人材の成長分野へのキャリアチェンジを支援している(16年3月受託終了)。成熟分野での経験を持つミドル世代が、成長分野等の研修を受講し、その分野の企業で就業する。これは日本の労働市場の構造的な問題に対処するが、一朝一夕には進まない難しさがあるだけに、マッチングのさまざまな場面でのAI活用は有効と思われる。

1/2ページ

最終更新:9月3日(土)12時0分

まんたんウェブ